今日、足立の陸運局に行って、XR250グレート・ストライカー号の廃車手続きをやってきた。やった事ない手続きだけに、ちょっと躊躇いもあったのであるが、やってみたらアッサリ10分ほどで終わってしまった。まぁ、書類はバイク屋に書いて貰ったので、自分はナンバー返して、書類出しただけなのであるが。
特段、感慨深いものがないのは、バイクそのものは、市貝においてあるからだろうか。もっとも、教習車としては使いにくいって事で、他に転売して貰えるよう、急遽、廃車の手続きをしたので、長いことはあそこには置いてないかもしれない。
しかしまぁ、とにもかくにも、これでお役ご免である。ツーリング用ならまだまだ乗れると思うので、他の人のところで役立ってくれる事を希望する。
XR250
XR250グレート・ストライカー号は、AAGP猪苗代全国大会のあとに整備に出す事にしていた。と思ったら、その猪苗代大会でクラッチが滑ってしまい、予定外の大修理になってしまった。しかしまぁ、夏までの半年間、スクールで散々こき使ってきたのであるから、ここらで思い切った整備も必要であったのだ。
今回やって貰った整備は、フロントフォーク・リアサスのオーバーホール、ステム・リンク・スイングアームのグリスアップ、クラッチとその周辺部品の交換、エンジンオイル・フィルタ交換、リアブレーキパット交換。しめて70,422円の大整備である。
この修繕以外に、フロントフォークの突き出しを5ミリ追加、リアサスのセッティングをノーマルに戻して足つき性を良くし、サブフレームのヘルメットホルダーと荷掛フックを除去して軽量化と転かした時に起こし易くする工作もして貰った。自分がこのバイクでスクール受けたり、スプリント系のレースに出るという事はないのであるが、他にスクールに行きたい人用に一般的なセッティングに戻して貰ったのである。
もっとも、まだまだ余計な物が一杯ついている。スクールで使うなら、ハンドガードやアンダーガードは不要であるし、公道走らないのであれば、メーターやホーンも必要ないのであるから、取り外す予定である。(残しておけば、いつでも公道仕様に戻せる)
リアサスは相当にヘタっていたそうである。去年の秋にフロントフォークのOHに出した時は、リアは余り使ってないと言われたものである。まぁ、スクールで跳びまくったので、ヘタるのも仕方ないというものだ。しかし、レーサーに乗り換えた今となっては、よくもこんなバイクで跳ぼうとしていたものである。今なら御免である。それよりもコブの通過を徹底的にやっておくのだった。その方が上級に上がってから楽だというのを、今になって気が付かされた。
その様な訳で、グレート・ストライカー号は中級までの練習機という位置づけで、跳ばずに地面を這い回るマシンとして、これからも活用していく事にする。
今日、初めてグレート・ストライカー号(XR250)のオイル交換をした。オイル交換と言えば、こないだのスクールが終わったあと、ランスチャージ号(CRF250R)のオイルを交換したのであるが、今日の作業でいくつかの間違いがあるのが判った。
交換の仕方は、今までもバイク屋で見てきたし、サービスマニュアルもあるんで、一通りは理解してたけど、イザやってみると、ドレンボルトの回す方向間違えたり(いつもの事たが)、飛び出したオイルがオイルパンを飛び越して地面に垂れたり、新しいオイルを注いでて溢れさせたり、といった具合。失敗する度に、前はどうしてたかを思い出して、それが勉強になった。
一応、メスシリンダーで計って入れたが、エンジン回してみると、やや少ない感じ。少し足して完了したが、ランスチャージ号の方は、定量入れただけでエンジン回してないから、改めて確認しないと。
今回は、地面も汚しまくり、パーツクリーナーも使い過ぎた。次はもう少し上手くやるだろう。作業するに当たっては、キッチンペーパーの様な物が必需である。
前回のスクールのあと、急に始まったFフォークのオイル漏れ。特にひどかったのがディスクのある左側で、地面にオイルのシミが出来るくらい。明らかに異常である。次のスクールまでに2週間の間があるものの、あれこれと忙しい事もあって、近所のバイク屋で診て貰う事にした。
結果は、インナーチューブのメタルが摩耗して、ガタが来てる、との事。前回のスクールではジャンプの度に底突きしてた訳だが、それにも増してレーシーなブレーキング(というほどレーシーでもないと思うのだが)の連続で、ディスクのある方に負荷が掛かったのであろう。
新車で購入してレース始めるまでは、こんな症状は現れなかったし、前回OHしたのは去年の9月である。その間、レースには4回出て、ここ2ヶ月の間にスクールには5回は行っている。トレール車としては過酷な使い方をしている、という事であろうか。本来なら、もっと大事に乗らなければならない車体、という事でもあると思う。
当初の計画では、8月までに中級を終えるとして、それまではグレート・ストライカー号で受講して、それ以降はレーサーに乗り換える事にしていた。トランポもまだ調達してない事もあって、秋までは持たせるつもりでいたのだ。しかし、予想以上に早くレーサーが必要になってきた様である。
昨日、仕事から帰って、速攻でクライゼルに行き、レース用ホイールのタイヤをAC10からS12に交換した。事前情報では、S12のビートは固くて、なかなか入らない、という事だったのだが、難儀したのは最後にはめ込む時くらいなもので、あとはAC10の時とさほど変わらない難易度だった。むしろ、半年ぶりなので、手順は一応頭に入っているものの、手つきが怪しくなっていた。こういう作業は、マメにやらないと身体が覚えない様だ。まぁ、無理して自分一人でやろうとせず、バイク屋のサポートを受けたのは、時間のない事もあって正解だった。
さて、帰りは当然、乗って帰ったのであるが、まず車高が2センチほど上がった様な気がする。足は両方のつま先しか着かない。まぁ、それでも着いてしまうところが、図体のデカイ身体の有り難いところだ。舗装路の走行は、まぁ地面が乾いている限りにおいては、時速60kmくらいだったら安全に運転出来るっぽい。ただし、コーナーで車体を倒し込むと、ある一定の角度を超えると、カクっとなって倒れそうになる。もっとも、このタイヤは公道使用不可であるし、またこのタイヤ履いて自走でアチコチ行きたいとあまり思わなくなった。
それよりも、顕著に感じたのは、グイグイと前に押しだそうとする感じがする事。S12に比べると、今まで履いたタイヤは、道の上を転がってる様なものである。さすがは泥対応のタイヤだけの事はある。
来る15日の栃木県矢板で行われるハイブリットカップ。会場である八方スポーツランドは、本格的なMXとEDのコースをもっており、結構ハードなのだそうな。しかも、この連日の悪天候で地面はかなりチュルっていて、危険極まりない状態とか。腕に心得のない自分としては、装備で出来る限りカバーする他ない訳で、急遽、ミシュランのS12を取り寄せる事にした。つまり、今、レース用ホイールに履かせているAC10と換装という事になるのだが、ここに至って、レース用ホイールもミディアム路面とソフト路面の二種類のタイヤを履かせなければならない状況になったのだ。
さて、そこでふと思ったのが、現行のツーリング用とレース用というホイールの使い分けは、果たして有効活用になっているのか、という事である。実をいうと、ツーリング用(街乗り用)のホイールというのは、実をいうとほとんど使ってない。ツーリングは去年は2回しか行ってないのだ。日常的な買い物とかは、レース用のホイールで行ってしまう事の方が多かったのである。ついでに言うと、猿ヶ島に練習に行く際も、下道を使っていくならAC10とレース用のホイールで十分である事が判ってきたので、いよいよツーリング用ホイールの役割が少なくなってきたのである。
そこで自分が思うに、この際であるから、黒のホイールの方にも48丁のスプロケをはめて、自走用の練習ホイールとして、銀の方は輸送して貰える場合の本番ホイールという使い分けにして、ツーリングに行く時だけ、練習ホイールにトレールタイヤと40丁のスプロケをはめて使う事に変更しようかと。
何にせよ、タイヤ交換のやり方を一から覚えないとな。去年習ったけど、さっぱり忘れてしまってるっぽいのだ。
今週はずっと天気が悪いそうで、今日も昼過ぎから雨の予報だ。だから雨が上がっている内に、日曜日のピットクルーカップの後始末をした。もっとも、バイクにくっつけて帰ってきたのはデコボコランドの粘土だけなので、パッパと払っておしまい。チェーンをブラシして油を吹き、ライト類を付けて来月の作戦に備えた。
さて、フロントスプロケをいよいよ12丁から13丁に戻す事にした。元々はリアをノーマルの40丁のまま、ギア比を上げる為に1丁落とし、さらには9月の白河のチュル坂で苦労した事を受けて、前をそのままにリアを48丁として、重低速仕様にしたのである。お陰でどんな坂でも大抵上がるし、降りもエンブレだけでゆっくり降りる事が出来る。その代わり、平地ではかなり開けないと速度が出ない。それが弊害に感じられる様になってきたのだ。
坂やその他のセクションに関しては、ノーマルのギア比に近いF12/R40でも何とかやれる様になってきた。となればR48でフロントを13丁に戻しても(一般のレーサーのセッティング)大丈夫かな、と考えた訳だ。まぁ、慣れるまでに暫く掛かると思うが、今のセッティングはあくまで暫定措置なので、そろそろ卒業しても良いかな。
ところで、今まではアジャストプレートを22番で合わせていたのだが、15番に合わせなければならなかった。まぁ12丁と13丁じゃ1丁違いでも大きさが全然違う。チェーンのリンク数は小さいスプロケに合わせて109にしているので、長さが足りない訳だ。15番以下だったらチェーンを買い換える必要があったが、辛うじてOK。これからは伸びる事はあって縮まる事はないと思うので、まぁ、何とかなるだろう。
去年の年忘れEDではっきりと解ったのは、今付けているグレッグ・アルバーチンのレプラカバーは、あまりに絞りが無さすぎて、脇を閉められず、肘上がりになって基本フォームが取れない、という事だ。操作しにくいだけでなく、疲れ易いのである。
グレッグ・アルバーチンのレプラカバーを付けたのは、特に意味があった訳でもなく、適当に純正のハンドルの横幅に合ってそうなのを選んだだけだ。だから習った乗り方に合わなくなるのは当然である。故に交換をした方が良い。
色々聞いたところでは、ベストテクバーと言うのが良いらしいのだが、今、売られているのは色が青で、グレート・ストライカー号にはちょっと何である。そこで、残してあった純正のハンドルを握ってみたところ、絞りが効いていて、なかなか具合がよろしい。そこで、ベストテクバーの素材になっているZETAのSX3を調べたら、エンデューロバーのLowはXR250の純正ハンドルのサイズであった。
ファットバーに交換するなら、クランプを替えねばならず、XRの場合、トップブリッジごと換えるか、20mm上げ底にしてクランプだけ換えるか、である。20mmもハンドルが高くなったのでは、ポジションが変わり過ぎる気がする。しかし、トップブリッジ交換となると、値段も高いし、ウインカーなどの配置も考えねばならない。大工事になる。
もう一つやりたいのは、ハイシート化。最近のレーサーはほぼハイシートになっているのだが、これは加速・減速時のボディアクションを取りやすくし、かつ座る位置が前に行きすぎない様にするためである(と聞いた)。XR250のシートは、その意味では凹んでいて機敏な体勢の変換には、ちょっと向かないのである。
もちろん、ハイシートにするという事は足つき性が悪くなる事でもあるのだが、先日の年忘れEDで感じたのは、必ずしも足つき性が良い事が走破性の良さには繋がってないのではないか、という事。例えば、ドロドロの坂道を登るとき、下手くそなのでどうしても足を着いてしまうのであるが、その時点で坂は突破出来てない。むしろ足はステップに載せて加重し、トラクションを掛けて坂を上がっていかなければならない。深い轍が出来ているところでは、車高(この場合は座高になるか)が低いと突破しにくい。
この様に考えると、必ずしも足つき性の良さが、レースでプラスにはなってないのではないか、と考える様になったのだ。もっとも、ハイシートのYZ125に跨った事があるのだが、想像以上に車高が高くて、125にも関わらず爪先ツンツン状態になった。ここら辺は、XRの専門家と相談しもって実行した方が良さそうだ。
昨日、初めてグレート・ストライカー号のタンクを外した。拍子抜けするほど簡単だった。今まで必要を感じなかなったから外さなかったのだが、こんなに簡単なら、もっと早くに外し方を習っておくんだった。
カスタムテクニカの兄ちゃんに言われた通り、タンクの裏側は泥水で汚れていて、エンジンの上には乾いたオフビのドロップが乗っかっていた。これだと、いくら高圧洗車機で洗っても落ちない訳だ。
タンクを外すには、コックとキャブを繋ぐホースを外すのであるが、ここである事を思い出した。野宿ライダーの寺崎勉さんは、昔、コックのホースからストーブにガソリンを入れていたのである。今はビニールチューブをタンクに入れて、口で吸い上げる方式に変えたみたいだけど、個人的にはコックから入れた方が格好いいと思う。ただし、XR250の場合、キャブ側のホースの端には手が入らないので、一旦ホースを外して、コックに別のチューブを付けてやる必要があるが。
この要領で、タンクの中身を空っぽにする事も簡単に出来る。今までは、レースの前に律義にタンクを満タンにしてたが、これだと使わない分のガソリンも運んでいる事になる。レース時の燃費を計って、走る時間に合わせて必要量だけ入れれば、軽量化に繋がらないだろうか。タンクをポリ化するより、余程軽くなると思うが。
バイクいじる目的があると、こんなに楽しい、と言う事が最近よく解ってきた。
23日のオフビでは、リンク周りからフロントスプロケ、アンダーガードの中、あらゆる所が泥まみれになってしまった。オフビに備え付けの強力(というか凶悪)洗車機で大方の泥は落として帰ってきたが、フロントスプロケの内側までは落とす事が出来ず、分解掃除が必要となった。
取り敢えず、ずっと遅番なので、昨日は残った泥を漏斗とたわしで洗い落とし、今日はリアホイールを外してチェーンとFスプロケの掃除に取りかかった。チェーンは昨日のウチに泥を落としていたが、そのままにしていたので錆びが少し着いていた。
Fスプロケのガードを外してビックラこいたのは、チェーンとスプロケ以外の部分は泥が詰まっていた事。そしてスプロケを外してチェーンクリーナーの歯ブラシの柄で掻き出したら、出るわ出るわ。おにぎり2個分の泥が取れた。パーツクリーナーをぶっかけて歯ブラシで擦ったが、なかなかキレイにならず、さりとてあまりパーツクリーナーを掛けまくったら、肝腎な部分のグリスも落ちてしまいそうで、怖々掃除した。
さて、掃除も済んで、今度はチェーンを洗おうと、ホイールを組み付けようとしたのであるが、いつもならガラガラとカンタンに入るチェーンが、なかなかRスプロケに入らない。手順としては、ホイールをスイングアームの一番奥まで突っ込んで、スプロケの下からチェーンをはめ込んでいくのだが、はまらないのだ。ホイールを回してチェーンを送ってはめようとして、途中で止まってしまう。何度やってもダメ。あれこれ観察したのだが、さっぱりダメな原因が分からない。
時間も刻々迫っている事もあって、諦めてクライゼルのあんちゃんに電話。しかし、電話じゃ状況は伝えきれなくて、仕事の最中に来て貰う事になった。しかし、来て貰う時に限って、到着までに問題解決してしまうもので、あんちゃんがエリミネーターで到着した時には、チェーンはしっかりはまっていたのであった。ただし、はまらなかった原因はよく分からない。まぁ、結果良ければすべて良し、という事で快く引き上げて貰った。
昔は、こういう整備は苦手、というか出来なくて、まったく手が出なかったのであるが、レース始めたお陰こういう事も出来るようになった。出来る事なら、タンク外してキャブの整備したり、ステムやスイングアーム外してグリスアップしたり、色々やってみたいのであるが、まだそっちまで手が回ってない。というか、まだバラバラにしたら元通りに出来ないような気がする。
でも、少しずつ分解・組立が出来る様になって、段々バイクが自分の身体の一部になってきた気がする今日この頃なのだ。
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