今年はジャガイモを全部収穫せず、一部は冬まで地面に埋めたままにして保管する事にしていた。そして日除けとして敢えて雑草を茂らせて、ついでに連作障害の解消にもならないかと目論んでいた。その期待に応えてか、日に日に雑草は生い茂り、河川敷みたいになってきた。まぁ、これは毎年の事である。
ところが、トマトの方にも雑草が生い茂りだし、トマトにアクセスするのが難しくなってきた。このトマトもまったく世話してないから、辺り一面に伸び放題で、中には地面に茎が這って、そこで実をつけたりしてるのだが、地面に近い実は熟すと腐りやすい様である。かつ、雑草に隠れているから、見つけもしにくいと言う訳だ。
そこで、本来、この畑の手入れをせないかん嫁はんに、きつくきつく雑草をむしる事を命じたのだが(命じずともやってくれれば良いのに)、ことあろうかトマトの方でなく、ジャガイモの方の雑草を20リットル分くらいむしられた。これでは日除けの効果が薄れるではないか。
しかし、よくよく考えてみたら、その畑に接続してる裏の椿の背が高くなり、そろそろ刈らねばならないという事で、こないだ嫁はんの実家から脚立を引き取ってきた。それを立てなければならないが、雑草が生い茂っていたのではやりにくい。どっちみち、日除けの効果よりも鬱陶しい方が目立ってきたので、いっそ全部雑草を抜いて、ジャガイモも掘り出す事にした。
生い茂った草はまばらな草より刈りやすい、という諺の通り、30分ほどの作業で45リットルの袋が2つ分、むしる事が出来た。今日は燃えないゴミの日なので、そのままゴミに出してしまう。性根入れたらわずか30分でこのくらいの事は出来るのだ。(だから嫁はんの作業量にはいつも文句を言っている)
次にジャガイモの発掘。実を言うと、今回は種芋でなく食用の芋を使ったせいか、それほど量がなってない。もっとも、芽欠きが不徹底でもあったので、あまり立派のが出来なかったという事情もありそうだ。それでもそれなりに出土した。
地面の中で保存するというのは、ある程度は有効な様で、案外痛んでるのは少なかった。それより驚いたのは、雑草がジャガイモを貫いてるのがいくつかあった。どういう原理でそうなるのか分からないが、あまり長らく地面に埋めておくのもどうかとも思った。まぁ、貫通した雑草は引っ張れば抜けたので問題ないが。