ここ数日、ずっと退職金とその後の住民税非課税世帯の事を計算してるんだが、やはりネックになるのはiDeCoである。2027年1月から掛金が2.3万円から6.2万円に拡充され、それに伴って年収500万円代の人なら年間で節税が5.5万円から14.8万円ほどに拡大する見込みである。ただし、定年後、一時金で貰うとすれば退職所得控除を大きくはみ出して所得税住民税がガッポリ持っていかれる、年金で受け取るにしても雑所得になって、ギリ住民税非課税世帯になれない、などなどの問題もある。それぞれの立場で、どういう出口戦略を取るかが課題なのだ。
しかし、これが大きな問題になるのは、これから先、20年30年をかけ続ける人の事だと思う様になってきた。自分の場合は、掛けれる期間があと4年ほどしかないし、6.2万円に増額になっても2年くらいしか節税の恩恵を受けれる期間がないのだ。ざっくり計算すれば、25.6万円ほどの節税という事になる。そして、一時金で全額受け取った場合の所得税住民税は、大体15.6万円ほどになる。となれば、10万円ほど得する格好になる。
当初は、退職所得控除額いっぱいまで非課税で受け取って、余った分は年金にするか、と考えていた。しかし、65歳以降の年金の額が結構増えそうで、そうなると住民税非課税世帯から弾かれる可能性もある。となると、いきおい年金が増えれば良いという事にはならない。むしろ、一括で税金払って、NISAに回した方が良いのではないか、とも考える様になったのだ。NISAは60歳時点でも1800万円には届かないので、枠は十分余っているのである。
まぁ、何のかんので、残り時間が少ないだけに、自分の場合は、一時金だろうが年金だろうが、あまり大差ないという結果になったみたいだ。











