実はかなり前から気になっていたアルミ缶買取。ゴミとして捨てているアルミ缶が金になるのなら、言う事ないではないか、と思っていたのだが、今住んでる街にも買い取ってくれる業者があるのが分かって、挑戦してみる事にした。
まず、アルミ缶の回収だが、これは職場から毎日出る。主にコーヒー缶やエナドリ缶が多いのだが、時たま、発泡酒や酎ハイのも出る。これらは片っ端から回収し、洗って乾かして、足で踏んづけて嵩を減らして持ち帰った。洗うのは、溜めてる間に臭いを発したり、虫が湧いたりするのを防止する為である。ちなみに、アルコール類は揮発するのか、意外と臭わないのであるが、コーヒーは結構臭いがキツイ。ついで、エナドリもキツイ。糖分が多いジュース類はベトつくので洗う事にしてる。
そうこうしている内に、道端に落ちてるのとか、自販機の横のゴミ箱とかも、気になりだした。まぁ、汚れが酷いのはカバンに入れたくないので敬遠するが、乾燥さえしてれば回収する事にした。ただ、流石に人前では憚るので、人目のない場合に限る。あと、資源ごみで出されてるのは、勝手に持って行ったらいかん事になっているので、横目で通り過ぎる事にしている。
収集を始めて、正味2ヶ月で、45リットル袋に4つ、20kgのアルミ缶を集める事が出来た。その間、色々調べたところ、アルミ缶はプレスして熔解工場に運ぶ関係で、踏み潰したものはあまり歓迎されないとか、値引きされるなどの情報も入って来た。まぁ、理屈は理解できるのだが、踏み潰さない事には大量には持ち帰れず、保管場所のスペースにも問題が生じる。まぁ、ダメ元で持っていく事にした。
あの手の会社には初めて行ったのだが、初老の社長さんと従業員の人らは、皆さん親切かつフレンドリーで安心した。買取値段は1kg150円で、20kgで3000円+消費税300円だった。普段は買う方だから消費税を取られる側なのだが、売る側だと消費税を払われるんだな。何にしても、ゴミが金に変わったのである。
売りに行ったついでに、スチール缶の値段はいくらか聞いて見たら、1kg5円という事だった。というのも、スチール缶は薄いので熔解の際に燃え尽きてしまってあまり残らないのだそうだ。また、スプレー缶も穴さえ開いて入れば買い取ってくれるとの事。バイクのパーツでも鉄のは結構あるから、貯めておいて持っていけば、僅かとはいえ金になると言うわけだ。まぁ、アルミ缶ほどスチール缶を集めるのは、割に合わないのでやらないが。
さて、得た収益であるが、当初は投資に回すつもりをしていたが、クロトレとTT-Rのオーバーホールで予算オーバーしてしまい、来年の市貝の年会費を転用せねばならなかったので、当面はその補充に充てる。資源はいくらでもあるのだから、2ヶ月おきに20kg売りにいけば良いのだ。