昨日、特定口座で運用していた、eMaxis slim 全世界株式、同じく米国株式(S&P500)、iFreeNEXT FANG+インデックスを全部約定して、総退却した。損耗率は、オルカンが12.27%、S&P500が6.14%、FANG+が22.05%、全体で14.34%だった。額にして、470万円に対して68.7万円の損失である。狼狽売りのつもりはないが、そうと揶揄されても仕方ない。
ちなみに、このまま円高に推移すると思ったら、日銀副総裁の日和った発言(しかも私的な)によって、円が3円ほど安くなり、株価も若干上向いた。株価が上向くのは予想してたが、円が安くなのは想定外だった。なんにしても、撤退時に被害が拡大するのでなく、被害を止めれたのは幸運だったし、今回の植田ショックはやはり失政による人災だったという気持ちを強くした。
7月11日までドル円161円だったのが、日銀のたった0.25%の利上げで20円近くも高くなるとは、まったく予想できなかったし、FANG+が最高値から3週間で一気に1.5万円も下がるとは、これまた予想外の展開だった。なんとなく、9月頃までは上り調子か横這いと想像していたからだ。まぁ、歴史的暴落となれば、予想できなかったのも無理はないかと思う。
実は7月24日で損切りしようとしていた。その時のFANG+の基準価格は60,903円で損益は-183,772円だった。オルカンとS&P500はまだプラスだった。おそらく、損切りするなら、この辺りが潮時だったのだろうと、今となっては思う。それを8月2日に追加で購入したのは、7月末辺りでそろそろ底かと判断して、FANG+を買い向かったからだ。まぁ、結果としては、8月5日の歴史的暴落で損益は-471,807円となり、さらに円高株安も進行すると見通される形勢となった。
そこで、日銀副総裁の私的なコメントがあって、ちょっと盛り返しはした様に見えたが、それは今だけの話しで、米国の景気後退、トランプの再選、そういった様々な不安要素で、年末にかけて、不穏な空気を感じている。なので、遅まきながらの総退却とはなったが、壊滅的被害を被る前に撤退して良かったと感じている。
