なんでも増税の岸田内閣が始めた新NISA制度。2021年からつみたてNISAをやってきているが、月々3万3333円が上限だったのが、積立枠と成長枠で30万円まで増額となり、かつ運用期間も無期限という事で、自分も共有財産と個人財産を合わせて、月々10万円ぶっこむ事にした。
ところが、去年、特定口座で50万円分、VYMを買って、その配当金が実際に入った事から、成長投資枠でもやる事にして、共有財産としてはVYM、個人財産としてはHDVとSPYDを、それぞれ32株、50株、100株調達した。
しかし、結局のところは、毎回、配当金に課税されるETFより、配当が再投資される投資信託の方がよくね?という事になり、成長投資枠でも投信が買える事がわかり、かつ一括投資も可能と分かった。そうこうしているうちに、株式だけでなく債券もあった方が良いという事がわかり、SBI・iシェアーズの全世界債券インデックスや、eMAXIS Slimの先進国債券インデックスも視野に入れ出した。
個人資産の定期預金を満期を待たずに50万円ずつ、特定口座でeMAXIS Slim S&P500と先進国債券インデックスに突っ込んだ1ヶ月のリターンが相当だったこともあって、次々と定期預金を解約して、特定口座の方に投入した。NISAの方は年間計画で360万円の枠が全部埋まってしまったからだ。結局、定期預金の5/8が証券口座の方に流れた。貯蓄から投資へ、5月末から6月頭にかけて、激流の如く流れていったのだ。
そうこうしているうちに、NISA口座に複数の銘柄が並ぶ様になり、将来管理が大変そうに感じた。というのも、共有も個人も、オルカンとS&P500を6:4の割合で買っていて、積立投資枠では共有の方はeMAXIS Slim、個人の方は楽天で買っていて、さらに成長投資枠の方もETFが混じっていて、そこへ債券インデックスも加わるので、現時点でもごちゃごちゃなのだ。
そこで、eMAXIS Slimのオルカンは共有財産、S&P500は個人資産とすることにして、これまで共有財産から買っていたS&P500を個人の方に移し、個人の方で持っていたオルカンを共有の方に移すことにした。最終的には、eMAXIS SlimのオルカンとSBI・iシェアーズの全世界債券インデックスが共有財産、eMAXIS SlimのS&P500と先進国債券インデックスが個人資産、という区分けになる予定である。
現時点で持ってる個人資産の種銭は、年間360万円のNISAの枠では収まらないので、特定口座で運用しつつ、毎年計画的にNISAの方に移していく。ETFから得られた分配金も特定口座の方に回す。必要最低限の現金以外は、投資に回す方針である。
本来なら投資は長期が原則なのであるが、自分の場合は、あと5年くらいしか現役時間がない。つまり、かなりの高利率の定期預金的な運用しか出来ない。それでもやらんよりは、やった方が良いと考えている。
オルカンかS&P500かという議論も、個人的な見解を、共有をオルカン、個人をS&P500に分けたのに反映させている。というのは、人生100年の時代である。仮に90歳まで生きたとして、残り時間は30年。その間にアメリカ以外に、バブル期の日本みたいな、そういう国が出てる可能性は、30年なら十分ある。それを取りこぼさない様に、共有はオルカンにした。一方、個人の方は、あと5年10年でアメリカの覇権が損なわれる事はないだろうから、一時的な下落はあっても成長するであろう、との考えで、オルカンより成長の加速度が高い事を期待しての事だ。
ともあれ、先の事はぶっちゃけよう分からん。もしかしたら、大損こく可能性もある。しかし、なにもしないよりは、した方が良いと思う。