先月14日に着座加重を習った途端、前後サスともジャンプの着地で底突きする様になった。これまで、元気よくジャンプ飛んでも底突かなかったのにである。違いとしては、着座加重を習った以外に、
- フロントサスをテクニクスのTRICに変えた
- リアサスのアジャスターをTGRに変えた(バネは純正のまま)
- チェーンが伸びていたので張り直した
まず、原因の第一は、加重講習、着座加重の習得によって、バランスの取り方、加重の掛け方に大きな変化が起こり、これまでならクロトレの純正サスでさえ押せてなかったのが、一気に押せる様になった、というのが想像できる。押せる様になった以上に、エンデュランサーでモトクロッサーの乗り方をしたら、途端に無理が出る様になった。これはライテク的な進歩だと思う。
原因の第二に、リアサスのバネは純正のものなので、そもそも弱いとして、フロントのTRICのバネもそれほど強いものではない、という事が想像できる。そもそもTRICは「連続したギャップをある程度の速度で走破するような走り方」に対応したもので、モトクロス的なジャンプは想定していない。そこへ持ってきて、体重が96kgもある乗り手が、瞬発的に加重をかけて着地する様な事は、想定外だと思う。つまり、そもそもバネが弱いのだ。この事は、TRICに換装した時点から想像されていて、いずれバネを強いものに変えるのが前提であった。
クロトレは、去年の12月までは、これ以上ないバイクで、必要にして十分と感じていたのだが、一気に陳腐化した様である。もっとも、物足りなくなったのは足回りで、エンジンパワーなどはまだ十分引き出せてるとは思ってないし、それこそRR化してフルパワーにも出来るのであるから、まだまだ改善の余地がある。もっとも、そこで金を使うなら、RR2T250にでも乗り換えた方が良いのではないか、という考えもあるのだが、改めて130万円以上の予算を組めるかというと、これまた微妙である。どのみち、まずはバネを変えてみない事には何とも言えないし、来年モデルの発表は秋だから、考える時間はたっぷりあるという事だ。