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 先日、NISAの成長投資枠で個人資産でETFの増資をしたのだが、その直後、自分の投資の仕方を見直す必要を感じた。というのも、自分の投資は、iDecoもNISAも株式しか買ってなかったからだ。株式は「攻めの資産」と言われる様に、資産を増やす目的で投資するのだが、暴落時には資産が大幅に目減りする。直近のコロナショックでは、数年せずにショック以前以上の利益率になっているが、この次の暴落がそうなるかは、誰にもわからない。となると、増やすだけでなく、資産を守る方策を立てておく必要がある、という訳だ。特に自分は、現役時間があと10年ほどである。定年した時に暴落などされたら、目も当てられないのだ。
 という訳で、「守りの資産」である債権に目を向けた。まぁ、株式が下がった時は債権が上がると言われているし、株式と債権が半々の場合、暴落時も資産の目減りはかなり抑えられるのだ。ポートフォリオのあり方は様々なのだが、とりあえず、株式と債権を50%ずつになる様に投資の仕方を組み替える事にした。ただ、それだけでなく、現金や現物も考慮して、共有財産は株式と債権と現金の比率が42%:42%:16%になる様に、個人財産は株式と債権と現金に加えて現物もいれて、28%:28%:29%:15%となる様に計画を立て直す事にした。
 問題なのは、すでに先行して相当な額の株式を買っているので、いきなり急展開は出来ないという事だ。しかも債権、eMAXIS Slim 先進国債券やSBI・iシェアーズ・全世界債券は成長投資枠でしか買う事が出来ず、今年はETFで相当使ってしまったので、枠があまり残っていないのだ。それでも共有の方は、突っ込める限りの金額を債権の方に回し、来年以降はETFを切り崩して債権に回す事にする。個人の方も同様にして、約3年で目標の比率に持っていく計画を立てた。
 計画は、ざっと先を見通す程度の精度しかないので、毎年、見直していく必要はあると思うが、それでもバランスをとる計画に変えたのは、自分の中では進歩かな。自分がNISA始めた頃は、やたらオルカンやS&P500が喧伝されていたが(今でもそうだが)、攻守そろって初めて正常に機能するものだと思う。