今年は新車が6月にならない事には配備されない事が分かっていたので、当初からあまり活躍は出来ない事が分かっていた。19モデルのクロトレから23モデルのクロトレに乗り換えという事で、同じクロトレでも慣熟訓練が必要だと思っていたし、その他にも季節問わず、特に夏場でも活躍するために、防暑装備を整えるといった必要も感じていた事もあって、今年は去年みたいな連戦参戦といった活動は出来ないと考えていた。
9月にコロナってからは、市貝にも行ってないのであるが、その代わり近場で走り込んでいた。行けば大体、エンジン稼働時間で2時間は乗る様になった。2時間目一杯走っている訳ではないが、それでも一度の練習で2時間も動かしているというのは、CRF時代を考えたら驚異的な事である。それだけクロトレが乗り易いバイクだという事だ。その傾向は、先日、サグ出しをしてからさらに顕著になって、最近では午前中に2時間以上動かしてしまい、午後の早い時間に帰宅する、なんてのが普通になっている。そろそろ、180分耐久とかやってもいい頃だ。23モデルのクロトレが、今の自分の走りでガス欠になるまで、何分かかるのか。ライダーは自分のバイクの限界を知っておく必要がある。(「自分には、この艦と乗員の限界を知っておく必要がある」映画『K-19』)
この間に、自分のライバルはさらに上に行ってたりする。ホビーの世界でライバルとか言い出したら、唯々しんどいだけなのだが、やっぱり競争を旨とする趣味なので、負けん気は必要である。それがなくなってしまったら、大枚叩いて打ち込む事は出来なくなってしまう。来年、市貝に全振りした時の予算案にやや目眩を覚えつつも、「今を於いて他日はない」という、いつもの気持ちが鎌首をもたげている。