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 昨日から10月である。昨今の温暖化で、日本から秋が消えた、なんて言われる様に、まだまだ日中は暑かったりする。しかし、短毛猫はそうでもないらしい。というのも、毛布を洗ってきてやったら、速攻でみりんが潜り込んでいたからだ。まぁ、人間様はまだ暑くてエアコン入れるのだが、そういう時、短毛猫は寒いらしいのである。まぁ、夏真っ盛りの時はエアコンの下で伸びてたのだが、猫的には冬が近づきつつあるのだろう。
 その毛布好きのみりんだが、毛布の上でゲロこいたりウンコしたりするのも、これまたみりんなのだ。かぼすは基本的にゲロはあまりこかないし、トイレ以外でもウンコしない猫なので、だいたい下手人はみりんである。一度二度では片付けて終わりで、洗ったりしないのだが、そういうのを繰り返していく内に、いくら寒くても毛布に近寄らなくなる。自分で汚しておきながら、汚れた毛布には寝ないという訳だ。
 ここで人間だったら、「自分で汚したんやから自分で洗え」って話しになるのだが、どだい猫に毛布洗えっていうのは無理な相談である。野良猫なら汚れてようが臭かろうが、暖かいところで過ごすのであろうけど、飼い猫であるみりんは、そのうち飼い主が洗ってくれるのを知ってるのか、強情にも毛布に近寄らないのである。そうこうしてる内に、そろそろ洗ってやるか、となる。
 別に宣言して洗う訳でもないのに、毛布を洗った事は一目でわかるらしい。現に洗いたての毛布をリビングに運んで畳んで置いてやると、2匹がさっと寄ってきて、クンクンにおぎまくったあと、みりんは速攻潜り込むのである。長毛のかぼすが毛布に入ってくるのは、もっと寒くなってからである。なので毛布はみりんが独り占めしている。これがまた、実に気持ち良さそうに寝てるのである。その寝姿を見てると、洗ってきてやって良かったなと思う。
 猫は別に感謝の気持ちを口に出して言いはしないし、実のところ感謝もしてないかもしれない。しかし、仕草や態度からその気持ちが十分に伝わってくる。そういうのを可愛らしいと感じ、ゲロやウンコといった腹たつ事された後始末をやったにせよ、してやって良かったと思えるのが、猫飼う上での醍醐味なのではないか、と思う。

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