何のかんので6年経ったとは、早いものである。この間に世の中は色々あった訳であるが、嫁はんは相変わらずで、取り立てて書き残したい事はない。なので、金貨を贈るにあたっての経済的な葛藤を書いておく。
前の日記では、「振り出しは1/10オンスであるが、次は1/4オンスである」という風に書いているが、これはとんでもなく難しい事になった。というのは、金相場が高騰してしまったからである。イオンモール成田の勉強屋に買いに行った9月17日の相場は、金1gが10,121円と史上最高値だった。よりによって最高値だったのである。金相場が1万円を超えたのは今月に入ってからだが、となると、1/10ozでも3.5万円はするのである。1/4ozなんてとんでもない話しになったのだ。
前回も2.6万円ほどで高いなぁ、と感じたのだが、それでもまだ見栄が張れるレベルだった。3.6万円ともなると、見栄を張るにはしんどい金額である。3年前はまだそうした見栄をはるほどの価値も感じていたが、最近はとなると「そこまでせんでもええかー」と思う事もしばしばあるくらいなのだ。
でも、結局は贈る事にした。というのも、こうも金相場が高騰すると、この先、もう個人では金を買う事は出来なくなるかもしれない。昔のアメリカみたいに個人での金保有が禁止されるとか、戦前の日本みたいに貴金属回収とか、そういった世の中にはならないまでも、経済的な理由で金を買う事は出来なくなってしまう時代が来る様な予感がする。となると、高くても買えるウチはまだ良い、という事である。
にしても結構な出費なので、片貿易ではちょっと割に合わない気がしたから、仕事に来ていくワイシャツ2枚を買ってもらう事にした。まぁ、前に買った時は4,400円くらいだったので、大した事ないと思ってたのだが、6,600円に値上がりしててびっくりした。これまで出してたら、かなり厳しい出費になっていた。まあ、1.2万円も嫁はんにとっては痛い出費ではあろうが、金貨の方がよっぽど価値があるし、そこは我慢というもんだ。