初めの頃はペストか『復活の日』みたいに恐怖を撒き散らしてた新型コロナウィルスだが、昨今では「ただの風邪」感が一般的認識になってると思う。ぶっちゃけ罹る人は罹る、罹らない人は罹らない。自分は罹ってないと考えていたのだが、とうとう罹った。今だにどこで拾って来たのか、見当もつかない。以下時系列順に、経過を書いていく。

9/2
 モチュールカップの前日走行で昼過ぎにBTC市貝に到着。何だかんだでエンジン稼働時間56分乗って終了。ロマンの湯で風呂入って、かましん市貝店で買い物して、市塙の台湾料理屋でメシくって帰営。スライドドア、ハッチバック全開で防虫ネットをして寝た。

9/3
 0400時頃、寒くて目が覚める。先週来た時もその時間にちょっと寒かったので、この時期は朝方は寒くなるんだなー、とか思ってた。あと少しで起床時間なので、シュラフ広げるのも面倒でそのまま辛抱して寝た。
 0600時起床。なんだかちょっと体が怠い様な。芝ざくら公園で洗面済ませて帰ってくるも、何となくしんどい感じ。しばらく椅子に座ってじっとしてたが、朝日を浴びてるのに何だか寒気がしてくる。頑張ればレース走れない事もないが、なんだか無理したら後で帰れなくなる予感がして、先生に事情を話しして帰宅する事に。
 1200時過ぎ、帰宅。シャワー浴びて、ウェアとかを洗濯して干して、1500時ころ体がダルかったのでベッドで寝る事に。
 2100時頃、熱発で苦しくて目が覚める。職場から貰ってるコロナ検査薬で調べると陽性。熱は38.5度から39.3度を行ったり来たり。

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ついに来たかという感じ

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39度台になったら、もう辛抱たまらん

9/4
 0000時頃、救急隊到着。嫁はんに救急安心センター事業(♯7119)に電話してもらうが、不通でやむなく救急車を呼んだが、成田空港の近くの病院くらいしか受け入れ先がなく、しかも深夜にはタクシーも捕まらず帰りの足がないと言われる。どっちみち行っても解熱剤処方されて終わりらしいので、せっかく来てもらって恐縮だったが、帰ってもらった。不思議なもので、それまで足腰も立たなかったのが、救急隊が来ただけで、ちょっと元気が出た。
 昼前に起床。熱を測ったら37.3度に下がっていた。バファリンの高いのが効いたのか。さらに骨折の時に貰ったロキソニンを飲んだら、36.5度まで下がった。昨晩の熱発はなんだったんだ。掛かりつけの内科に診療を依頼したら、今日の予約はいっぱいなので、明日0900時から先着順なので電話しなおしてほしいと言われる。
 汗で体が気持ち悪いので、シャワー浴びる。

9/5
 1545時、内科受診。熱は36.5度だったが、一応受診する。結果はコロナ陽性、インフル陰性。ゾコーバという実費で5万円もするコロナ薬とカロナールを処方される(ゾコーバの費用は国持ち)。9/8まで出勤停止。熱はなくとも、鼻は詰まってて、吸ったりかんだりしてる内に頭がぼーっとする。
 夕方からしんどくなってきて、ベッドに横になる。

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ゾコーバという薬
初日に3錠、あとは毎日1錠飲む
その他に、胃薬、鼻と喉の薬、カロナール

9/6
 熱は37度台だが、38度台なみのしんどさ。汗がすごく、口で息するせいか口の中の乾きがすごい。体が気持ち悪いが、シャワーする度に熱発になるので、濡れタオルで拭くのに止める。エアコンも基本つけないで寝ていた。
 嫁はんも熱が出たというが、全然平気らしい。アホは風邪ひかんというのは、アホは風邪をひいても自覚症状がないからとの由。54年生きてて初めて理解する。
 夕方くらいには熱は平熱になり、倦怠感や鼻づまりなど、風邪の症状になる。

9/7
 嫁はん、グダグダ言っていたが、嫁はんにもコロナ診断を予約させる。目覚めの時はやる気が出たが、直ぐに倦怠感に取って代わられた。とにかく、ちょっと体動かしたら大汗かく。体がフラフラして、20歳台の頃の風邪っぴきの様な雰囲気。疲れたら横になって、気が付いたら寝てた。
 嫁はんをコロナ診断に連れていく。案の定、コロナ陽性。インフルは陰性。自分とまったく同じ薬を処方されて帰る。
 夕方、流石に気持ち悪くてシャワー浴びる。

9/8〜10
 熱発もぶり返さず、倦怠感も徐々にひいている。洗濯や掃除、料理と簡単な作業だが、やる度に大汗かく。鼻づまりは徐々に解消していったが、コロンコロンの洟は相変わらずで、吸うのもかむのも難儀する。その量も次第に落ち着きつつはある。
 最後の最後まで、膝の上の痺れというか怠さというか、残った感じ。

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食材を無駄に出来なかったので自炊してたが
最終日にマックをテイクアウトした

9/11
 やっとこ出勤。20歳台の頃の風邪開けみたいに、なんだか体がふわふわした感じがするし、あまりハードな事もしたくないが、まぁ、日にち薬といったところか。職場に着いてから、検査キットで調べたら、陰性になっていた。


 といった具合である。ひき始めといい、経過といい、20歳台の頃の風邪と似たような感じで、もっと酷い事になるのかと思ってたら、そうでもなかった。インフルエンザに罹った方が酷かった。まぁ、新型コロナウィルスの症状は人それぞれで異なる様だが、自分は軽症の部類だったという事なんだろう。ちなみに、唾も飲めなくなるほど喉が痛いとか、何食っても味がしないなんて症状もなかった。
 これまで風邪っぽい時に何度か検査キットを使ったが、今回もそれが残ってて助かった。もっとも、市販の検査キットは医者に言わせるとアテにならんそうだが、何もないよりは目安になった。
 今回、早めに市貝から引き上げるとか、救急隊呼ぶとか、色々「先手」を打ったのだが、それらは概して正解だったと思う。結果として軽症だったから大袈裟に見えるが、もし重症だったら「どうしてそうしなかったのか」という批判は免れない。構えは大きくとっておいて丁度いい位である。
 今回、初めてコロナウィルスに罹患した訳だが、ぶっちゃけ風邪と変わらん罹り方だった。0400時に寒くて目が覚めた時、面倒臭がらずにシュラフ広げて被って寝てたら、もしかしたら発症しなかった、つまり風邪ひかなかったかもしれない。ただ、これまでにも軽い風邪は何度かひいていたので、それがただの風邪なのか、コロナなのか、見極めるのは難しい。やれるのは、しんどいなと思ったら、さっさと休む、引き上げる、という事である。