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 今朝、楽天証券の特定口座でVYMを買ってみた。iDeCoとつみたてNISAは2年前から始めていたが、特定口座を使うのは今回が初めてである。一応、NISAを始める時に特定口座の事も勉強しておいたので、現物取引の口座を作っておいたのが、やっと使う機会が来たという事だ。
 非課税でない特定口座で投資をしようと思ったのは、来年から始まる新NISAの計画を検討したのがきっかけである。新NISAでは、つみたて投資枠に120万円、成長投資枠に240万円、それぞれ年額で突っ込める。満額は1800万円であるから、満額達成を最速で行おうとしたら、120万円+240万円×5年という事になる。最初から遊んでる金が1800万円ある人は、これで良いと思う。ただ、年額は360万円が上限であるから、1年目は1440万円、2年目は1080万円、と言う具合に、非課税枠に入れられない額が相当に登る。これを定期預金に入れてても、せいぜい利息が0.2%くらいにしかならない。
 それに対して、いわゆる高配当株というのは、VYMでも利回り3%ほどである。定期預金など無駄に思える利回りなのだ。そこで特定口座という訳だ。特定口座は課税されるので、VYMなら米国課税10%に国内課税20.135%が配当金から差し引かれる。1400万円を3%の利回りで運用したとしたら、利息は432,689円である。そこから課税分を差し引くと301,519円である。0.2%の定期預金だと20,071円にしかならない。チャンチャラおかしい話しなのである。つまり、余ってる金があるなら、遊ばせとかないで勝手に働かせるのが良いのだ。
 とはいえ、特定口座など使った事がない。具体的なやり方も分からない。という訳で、練習として少額で買い付けをしてみたのだ。具体的に配当がどんな感じで来るのかとか、売却の仕方や売却してからどう入金されるのかとか、実地で練習して本番に備えようという訳だ。

 しかし、こういうやり取りも、今は自宅にいてネットでやり取り出来るから楽で便利な時代だと思う。自分はバブル期を生きた人間だが、あの時代は株を買おうと思ったら、わざわざ証券会社に出向かなければならなかったし、今みたいにどれが良いといった情報も出回ってなかったし、今以上に手間と勉強が要ったと思う。言い換えたら、一部の特殊な人だけがやるものであって、自分を含め大多数の国民にとっては、無関心無関係な話しだった。
 それが今では、やろうと思えば誰でも出来るし、国がそれを勧めてる。こうなったら、投資の勉強も学校の社会科あたりで教えた方が良いんじゃないかと思う。