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(時事ドットコムニュース 2020年04月07日21時53分)

 遂にというか、やっとこというか、緊急事態宣言が出た。些か遅きに逸した感があるのはこれまでも言ってきた事だが、首相は欧米風の「鞭と飴」のやり方でなく、日本人の情に訴えかける物言いをした。この辺り、実に日本らしいというか、見方によってはアヤフヤかつ無責任なやり方ではあるが、まぁ、これも日本古来のやり方なのだろう。
 批判はそのくらいにして、ともかく緊急事態宣言である。不急不要の外出は避けよ、東京も封鎖せず、交通も商売も止めないが、出勤はできるだけ手控えよという事で、ウチの職場も明日から特別体制になった。自分も5日ほど有休を使って1〜2日飛ばしの勤務になる。明日はいきなり休みなのである。意識の高い低いはともかく、世の中がそうなっているのだから、歩調を合わせない訳にはいかない。
 ところで、いわゆる「3つの密」、つまり、「密閉・密集・密接」する場所へのお出かけは自粛という事なのであるが、自分がやっているスポーツライディングはこの「3つの密」に該当するのか、考えてみた。
  • まず密閉であるが、モトクロスであれエンデューロであれ、青天井である。壁もない。つまり、全くのオープンスペースで全然密閉されていない。この点については疑念の余地がない。
  • 次に密集であるが、レースの時はともかくとして、普通の練習で10人も20人も狭いところにぎゅーぎゅー集まるという事は、あまりない。それこそWEXのスタートシーンでもない事には密集しない。
  • 最後に密接であるが、膝を突き合わせたり肩が触れ合ったりするほどの密接ではない事は間違いない。具体的には、話をするにしても50cmないし1mは離れている。それでも今次コロナ禍では2mくらい離れない事には咳のエアゾルが届くという事らしいので、まぁ、そのくらい離れて、なんならマスクでもしてれば良さそうである。
 この様に考えると、どっかのコースに行って練習するくらいなら、「3つの密」には該当しないのでないかな、というのが自分の考えである。むしろ、ときたま練習に行って体動かすくらいが丁度良いのではなかろうか。何でもかんでも閉じこもって、というのではなく、あくまで要請の形であるから、その辺りは「各自よく考えて」という事なのだろうと思う。
 もっとも、勤め人の場合、というか自分の場合であるが、「何かあったらすぐ駆けつけれる様に」という風に職場からも指示が出ているので、あまり遠出は出来ない。また、GWには京都に帰省するのであるが、それも緊急事態宣言中であるから、ちょっと無理そうである。なので、あまり好き勝手な事も出来ないのである。まぁ、「散歩や体操」程度に走りに行く、といったところであろうか。
 しかし、問題はコースの方は営業するのかどうか。その情報が全然入ってこない。唯一、いち早く休業を決めたのは、ここだけである。


 これからおいおい情報が出てくるのかも知れないが、無理なら無理で諦めるので、早いとこ各コースともアナウンスを出して欲しいものである。