■アスレチックで息子が「おれ、これすごく早く登れる!手本になるから俺が一番先」と順番無視して上り始めたら・・・
(鬼嫁ちゃんねる 2017年11月02日 22:20)
自分は心理学をまともに勉強した事がないので、素人考えでしかないのだが、このスレッドのどこかに誰かが書いた様に、いわゆる自己愛性パーソナリティ障害だろうと思う。遺伝によるものでもあろうし、親の愛情が足りない(まぁ、こういう子では仕方も無いのだが)事のせいでもあるかもしれない。何にしても、本人にとっては、「偉大なる自分」がありのままであるから、猫にニャーと鳴くのを止めろといっても無理な様に、出来もしないのに大口叩くのを止めろといっても、止められないのである。世界の方が間違っている、出来ない結果の方が間違っているからだ。
かくいう自分も、小学校3年くらいまで、よく親から「今の時代やから不言実行でなく有言実行で構わんが、お前は有言不実行やないか」とよく怒られた。言われてる事の意味は分かるのだが、エラそうな事を言いたくなる欲求、自分はエラいんだという確信、本来あるべき自分像という理想からは、抗い難かった。そうある自分に対して、批判したり非難する事自体が間違いだと思っていたくらいだ。今にして思えば、立場が逆なら、扱い難いガキだったと思う。そんな子供に対しては、親でさえ皮肉で接するのが普通であったし、故に非常に皮肉な人間に育ったと思う。
しかし、どんだけ自分がエラいと思っていようが、仮に自分一人が個人的にその様に意気込んでいたとしても、残念ながら結果が伴わない。故に誰からも認められない。その現実は、全能感たっぷりの自分であっても、嫌というほど味わわされる。そこから先は、自分を見つめ直したり、さらに自分の殻に閉じこもったり、人それぞれなんだろうと思うが、そこで重要なのは、やっぱり親のしつけなんだと思う。
親からどんなに皮肉たっぷりに言われてて、それに反発したり、聞いてなかったりしてたとしても、やっぱり耳から入った声というのは、一応は覚えているものなのである。そして、何か有った時に、それを思い出すものなのである。その思い出した言葉の中に、自分の見つめ直し方、有るべき自分の見出し方、自分と世界のズレのただし方、円滑な人付き合いの仕方、などなどの処方箋が含まれている。
頭に来ようが、憎まれようが、そうしたしつけをしなかった親の子が、結局のところ、自分の殻に閉じこもり、他者を攻撃する事によってのみ、自分を生きながらえさせる方法を知らない人間になってしまうのではなかろうか。