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 今の家には引っ越した時点で、2階の3部屋にエアコンが付いていた。1階のリビングには古い冷暖房機が備えられていた。2階のエアコンはその時点ではまだ全然使えるものだったが、1階のはいつ壊れても不思議はないという状態で、嫁の家から8畳用のエアコンを移送して使う事にした。
 ところが去年の夏、嫁の部屋のエアコンが事実上壊れ、リビングのエアコンも効きが悪くなった。夏場の事もあり、去年は工事を先延ばしにし、今年、予算を立てて閑散期である3月に入れ替える事にした。メーカーはダイキンで、嫁の部屋に6畳用、リビングには14畳用を入れる事にした。ちなみに、近所のケーズデンキに頼む事にしたのだが、同一メーカーで2台まとめてだと、2台目は2万円引きとの事だった。そしてさらに3台まとめてだと、3台目は表示価格の半額になるという。少々予算オーバーになるが、寝室のエアコンもいつ入れたものか分からないし、奮発して入れ替える事にした。
 さて、ケーズデンキではエアコン本体に関わる見積しか出なかった。というのも、実際の工事は、現場を見てみない事には計算が出来ないからだ。なので、工事屋が先に下見に来るという。その際、配管穴を開ける際に、壁に石綿が使われてないか調査する必要があるとの事で、この調査費用が3,300円、もし使われていて穴あけをせなばならない場合は、さらに16,500円かかるという。この家に引っ越してきた8年前に穴あけして貰った時には、そんな事言われなかったので、一体どうしてか聞いてみたら、そういった報告義務を含む法令が2年間に施行されたとの事。まぁ、それなら知らない訳だし、法律で決まってるなら逆らい様もない。

 さて、この話は土曜日にして、工事屋は日曜日にやってきた。あれこれ見分して、ブレーカーの交換が必要という事になった。というのも、元々ついているブレーカーは12ケ口で、二階の寝室のエアコンの電源に追加で一個、脇にブレーカーが付いているのだが、こういうやり方は今は禁止されている事。そして、嫁の部屋のエアコンの電源は、エアコン用のでなく部屋のコンセントから電源を取っていて、これも今はそういうやり方は禁止されているらしい。
 つまり、14口のブレーカーに変えねばならないのだが、将来、増える事を見込んで16口にした方が良いとの事。値段は14口でも16口でも変わらないそうだ。あと、リビングの14畳用は100Vでなく200Vになるそうで、そうすると他の電気機器を使うと30Aではブレーカーが落ちてしまう可能性もある。なので、40Aに上げる必要もあるが、それに備えて、漏電用のブレーカーは40Aのをつけておくとの事だった。
 結局、工事代が16万円近くになった。その6割はブレーカー代で、石綿の点検料とか、コンセントの交換とかは無料。ただし、一階浴室のブレーカーから二階の部屋に線を回す作業が、特別高所作業という事で、若干の料金が発生した。
 まぁ、古い家なので、何かをする度に、今の法制に合わせた改変が出てくる。まぁ、仕方ない。