たにしのつぼ焼き

あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、もっともっとしたい〜♪

X-Trainer

ハンドガードマウントとエアフィルター

 今週末はトランポを車検に出すという事で練習はなし。クロトレを洗車して各部点検して、エアフィルターの交換をした。
 まず、こないだ市貝で練習した時、スクールの先輩から「ハンドガードのマウント、アームが下じゃなくて上の方がいいよ」とアドバイスされたので、向きを逆にした。一般的にハンドガードのマウントはアームが下になる様に付いている事が多いので、自分もずっとそうしてきたのであるが、コケた時にハンドガードが上向きになる事が多く、アームが下側だとその上を通っているブレーキホースやクラッチケーブルを傷めてしまうからだそうだ。アームが上側だと、ハンドガードが上向いてもホースやケーブルは引っ掛けないのである。これまでの経験でも、ハンドガードが上向きになる事はあっても、下向きになる事はまずなかったので、言われた通りにアームが上に来る様に付け直した。

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右のブレーキホースは前から気になってたので
アームを上向きにした方が安心である


 ファンフェス以来、3回乗ったのでエアフィルターを交換する事にした。新しいクロトレの何が良いと言っても、エアフィルターの交換が楽になった事である。前のは固定の針金をフックにかけるのが本当に大変で、それが嫌さにギリギリまでフィルター交換しなかったくらいである。
 純正のフィルターはツインエアのが付いているが、塗布してあるフィルターオイルはツインエアだと思う。自分が使ってるシルコリンのクリーナーでは落ちない可能性があるので、一等最初は灯油で洗わねばならない。灯油が透明になるまで2リットルほど灯油を使った。燃料としては使えると思うので捨てるには惜しいが、オイルの青い色が付いたのをストーブやバーナーに使う気になれないので、どうしたもんか。
 それはともかく、新しいクロトレのエアボックスは、前のよりも広く見通しが良い。なので中の掃除も結構楽である。オイルポンプの固定もしっかりしてる様だ。中に泥が入り込むのは前のと同様だが、いっそのこと、エアボックスのカバーをつけて、洗車機で洗った方が良いかもしれない。
 と思って、エアボックスのカバーを探したら、ZAPのがあるにはあったが、送料入れて5000円近くするので躊躇ってしまった。流石にちと高いではないか。

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RR2Tと共通になったお陰で
エアフィルターの交換が実に簡単になった

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エアボックスのカバーを買うかどうか思案中
まぁ、この程度の汚れなら実用上問題ないけど










ブリヂストン BATTLECROSS E50/X20

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 先日のファンフェスで良好な走行を見せた2023年モデルBeta X-Trainerであるのだが、タイヤの事も書いておかねばならない。
 CRF450RXの頃から、タイヤはミシュランのエンデューロ・ミディアムやエクストリームを使っていて、このタイヤも非常に信頼性の高いタイヤで愛用し続けていたのだが、今回バイク屋さんに勧められたのが、ブリヂストンのバトルクロスE50(フロント)とX20(リア)だった。実をいうと、これまで、ダンロップ、ミシュラン、IRCのタイヤは使った事があるが、何故かブリヂストンは使った事がなかった。クトロレが新車の時に履いているタイヤはシンコーであるが、シンコーは今ひとつ信用してないので、ミシュラン・エンデューロに替えようと思っていたのだが、円安で値段が上がった上に、リアのエクストリームが手に入りにくくなっていた事もあって、バイク屋さんのオススメに乗る事にしたのだ。
 ところで、最近のレース用のタイヤって、コンパウンドが硬いのが増えた様に思う。IRCのGX20もブロックが非常に硬い。あんなん、ちゅるちゅる路面で確実に滑りそうに思うのだが、このバトルクロスE50/X20も大概硬いのである。前に使っていたミシュラン・エンデューロに比べたら、カッチカチなのだ。これらの硬いタイヤは、空気圧を落とすと劇的に乗り味が変わるという。バイク屋さんからも、リア0.5くらいと言っていた。
 ファンフェス初日は、前日までの雨の影響で、特に移動路がヤチっているとの情報が回ってきたので、タイヤの空気圧は、フロント0.5、リア0.4にした。並のマディの時の設定である。激マディとかツルツルとかの時は0.25まで落とすが、晴れていた事もあり、そこまでする必要はないと感じた。
 使ってみた感想だけど、実によく食いつくタイヤだな、と感じた。まず、一等最初に移動路の上り勾配のヤチで失速転倒して、その後再チャレンジをしたんだけど、少々のマディくらいなら全然気にならないくらい前に出る。石ころが転がってる若干ガレた所でもあまり気にならない(IRCのVE33Sでは弾かれる感じがする様な所)。コーナーとかで車体を倒し込んでいっても、しっかりグリップしてて安心感があった。勝沼みたいなツルツルや、八犬伝みたいなサンドだとどうか分からないが、汎用タイヤとしては、ミシュラン・エンデューロと同等以上の信頼感が持てた。
 オフロードバイクって、エンジン特性とタイヤの性能が、乗っててまず体感できる二大性能であると思うので、いいタイヤを使うというのは、楽しく乗る上でも、頑張って乗る上でも、大事だと思う。せっかくの国産のタイヤなので、今後はこれを使っていこうと思う。









クロトレ艤装で盲点

 先日、艤装が完了し、慣らし&公試が終わった2023年モデルのBeta X-Trainer 250“シグルドリーヴァ号”、艤装に関しては、前のクロトレで経験を積んだので大体は問題がなかったのだが、「経験してない」部分でちょっと蹴つまずきがあった。

 まず、スキッドプレートだが、これはエンデューロ・エンジニアリングのを前のクロトレの時に付けてもらい、それを今度のにも引き継いだ。問題は、純正のスキッドプレートからEEのに付け替える作業は、バイク屋さんに任せてて、前のを売りに出す時もEEのから純正のに替えてもらうのをバイク屋さんにお願いした。つまり、純正からEEのへの切り替え方は、実は知らんかったという事だ。なぜそれが問題になったかというと、スキッドプレートの後ろのボルトを留める器具が、クリップナットというのを使っていた事を知らなかったのと、そのサイズが純正がM6に対してEEはM8だというのも知らなかったのである。その為、新しいクロトレのスキッドプレートを外したあと、EEのを取り付けようとしたら、付けられなかったのだ。
 困った事に、クリップナットという部品は、そこらのホームセンターには売っていなかった。M6のは現物が目の前にあるからどんな物か分かるが、M8のはどんな物か見てもいなかったので分からなかった。幸い、過去に撮りためた写真の中に、M8のクリップナットが見えている写真があり、大体の見当をつけてAmazonで取り寄せる事が出来た。ただ単にボルト留めするだけのパーツであっても、作業を見てないと分からない事が出てきてしまうという事である。

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これがクリップナット
純正のスキッドプレートにもM6サイズが使われている

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こんな感じで取り付ける


 次にヘッドライトカバー。これも前のクロトレから引き継いだもので、新しいクロトレにもつけるつもりで、あらかじめライトカウルからヘッドライトを抜いといて貰ったのだが、ヘッドライトをライトカウルに取り付けるネジがなかった。前のクロトレを売りに出す際に、カバーとヘッドライトを交換して、その時にもともと付いてるネジを使ったのだが、どんなネジだったか記憶がない。パーツリストを見ると、ネジだけでなくワッシャーも書いてあって、そんなんあったっけ?と混乱した。
 いい加減なネジ使うわけにもいかないので、富山にも問い合わせをしたが、ネジのことだけに返事がすぐ来ない。結局、クロトレ乗りの知り合いにヘッドライトを見てもらい、ただの4x12のトラスタッピングである事が分かり(ワッシャーは使ってない)、ホームセンターで調達して事なきを得た。
 これらは、決して大事(大切という意味でなく、小事に対する大事)な事でないが、些細な事でも知っておく必要はあるし、知らないと混乱するという経験になった。まぁ、何事も経験であろう。

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60番のワッシャーは実際には使われいない

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19モデルも23モデルも、ヘッドライトは同じものを使っている









2023年モデル Beta X-Trainer 購入決算報告

 今回、2023年モデルのBeta X-Trainer250を購入するに至ったのは、諸般突発的な事情があっての事で、その実、買い換えるつもりは2022年末時点ではまだ固まっていなかった。というのも、買い換えるための資金はまったく貯まっておらず、そもそも2019年モデルのクロトレの腰上O/Hの費用30万円しか用意してなかったからである。その為、購入にあたってはまったく貯金を崩す必要があり、そうするからには厳密な購入計画と監査を要すると考えた。また、年齢的にもおそらく新車を買う最後の機会となるのは濃厚である為、この趣味における会計的総決算としての記録を残そうと考えた。以下、その記録。

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1)資産の部
 まず、いくら貯金を崩し、資金を動員するかは、Beta Motor Japanに記載されている希望小売価格、配送料、そして前のクロトレでかかった部品や工賃の代金から類推して、以下の様に予算を立てた。
車両価格1,087,900円
配送料金13,200円
納車整備40,000円
艤装整備58,900円

合計1,200,000円
 これにパーツ代や予備を含めた30万円を合わせて、150万円を動員資金とする事にした。

 次に、前のクロトレから外し、次のクロトレに流用しないパーツは、できる限り売却し、その売却益を費用の補填にする事を考えた。当初は出来る限り流用する方針であったが、後発の性能の良いパーツが出ていたり、結局交換した方が良いと考えるパーツが相当数にのぼり、80%くらいのパーツを買い換える事となった。従って売却したパーツも増え、それにともない売却益も相当金額になった。最終的には2万5,400円となった。

 新車購入決定から納車までは、約5ヶ月の期間があり、その間に十分時間をかけてパーツを集める事が出来た。パーツは出来る限りヤフーショッピングを活用し、それで付与されるPayPayポイントを次の購入に活用する事にした。これは極めて大きな金額となり、結果的に部品総額の40%近い金額になった。ただし、部品購入だけでなく、その他の購入で付与される分も含まれている。最終的に集まったポイントは4万8,552ポイントで、その内、パーツ購入に充当したのは3万352ポイント、1万8,200ポイントは他に転用したため、現金で還付した。

 資金動員は、購入を決心し、注文が通った1月時点で貯金を崩して行ったのだが、上記の通り納車までには相当な時間がかかる事が予想されたので、楽天銀行の1ヶ月満期のお引越し定期預金に預け、わずかではあるが309円の利息を得た。

 最後に、前のクロトレは新車購入を決心したと同時に売却を決めた。個人的な伝手では買い手が見つからず、ヤフーオークションに出品した。オークション利用料として8.8%引かれるのを見越して50万円得られる様に55万円即決で出品し、幸いに落札された。送料は落札者負担なのでこちらの持ち出しはなし。結果、クロトレの売却益は50万1,600円であった。

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これらは流用に回したパーツ


2)負債の部
 車両本体の費用はBeta Motor Japanのサイトに載っているので分かるものの、納車整備やその他の工賃はその時になってみないと分からないので概算して費用を取っておき、予備の費用(実際には腰上O/Hの費用)から立替払いする格好で、その他のパーツや物品を先行して購入した。

 今回特筆すべきは、車両だけでなく、ヘルメットやウェアもイメージチェンジのために買い換える事を決心し、それらも含めた計画にした。
 ヘルメットに関しては1月時点で購入を決心し、5万9,950円であった。
 ウェアは、新作の発表が春先であった事、パーツ代でいくらかかるか不透明であった事から、一番最後の購入となった。また、国内では入手が難しかったため、BTO Sportsから個人輸入をした。そのため、輸入関税と地方消費税が5,400円かかった。それらを含め、ウェア代は5万4,320円であった。
 パーツは合計で26点に上り、1月から購入を勧めた。可能な限りヤフーショッピングの「5のつく日」を活用してポイントを多く獲得する様にし、それらポイントは最終局面で一気に投入して、いくつかのパーツを実質無料で調達する事に成功した。パーツ代として支払った金額は、9万5,269円であった。
 資産の部で述べたPayPayポイントの3万352ポイントは、ヤフーショッピングで調達したパーツとウェア代に投入された。パーツ代とウェア代の販売価格は、それぞれ12万4,255円と5万5,686円、合計17万9,941円であるが、ポイント3万352ポイントを差し引くと14万9,589円で、パーツ代とウェア代の実際に支払った金額は、上記の通り、各々、9万5,269円と5万4,320円である。

 車両は、本体価格に関してはサイトに書いてあった通りであった。ラジエターガードの取り付け、前後タイヤをブリヂストンに交換してもらった関係で、艤装整備費は若干オーバーしたが、配送料がなくなったのと、納車整備代が若干安くなったため、全体としては予算をオーバーする事はなかった。具体的には、車両本体98万9,000円、納車整備3万3,000円、艤装整備6万3,300円、これら消費税10万8,530円。合計119万3,830円であった。

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これらは新規に調達したパーツ


3)純資産
 動員した資金150万円とその利息309円、車両売却益50万1,600円の合計200万1,909円から、車両代金119万3,830円、ヘルメット代5万9,950円、パーツ代9万5,269円、ウェア代5万4,320円の合計140万3,369円を差し引いた残高は59万8,540円であった。その中から、TT-R125のリム交換工賃5万5,316円を抽出し、54万3,224円を動員資金に還付した。また、部品売却益2万5,400円とPaypayポイント流用分1万8,200円を合わせた4万3,600円は購入立替金となったO/H費に繰り込んだ。









2019年 Beta X-Trainer250 売却

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 この度、Beta X-Trainer250”レギンレイヴ号”を手放す事にした。そうするに至った経緯は色々あるのだが、まぁそれは置くとして、売却にまつわる体験の部分だけ記載しておく。
 まず、クロトレは公道も走れる外車という事で、保安部品だけでなく、ナンバー登録に必要な書類(通関証明書、譲渡証明書)が付いてくる。ところが、この書類を納車の時に受け取らず、バイク屋に預けっぱなしになっていた。本来なら車両に紐づけされた書類であるから、受け取らねばならないし、またバイク屋も渡さねばならないと思うのだが、長い事、ナンバー付きのバイクに乗ってなかった事もあって、あまりその事に気を留めていなかった。しかし、この書類、再発行はされない類の重要な書類で、ナンバー取るには必要だし、売りに出すにも必要なものである。これが手元になかった事で、クロトレの売却が遅れた側面があった。まぁ、結果としては書類を送ってもらって事なきを得たのだが、登録書類があるバイクに関しては、納車の時にちゃんと貰っておいて、耐火金庫にでもしまっておくのが大事だと学習した。

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輸入車には、こういう書類が付いてくる
再発行して貰えないので最重要


 今回の売却は、知り合いの伝手でなく、ヤフオクで売る事になった。問題は引き渡しで、近場の人が落札するとは限らない。となると落札者に送り届ける必要があるのだが、バイク輸送なんてのは使った事がないので勝手が分からない。結局、「引き取りに来れるか、輸送の手配をお願いします」という事で出品し、落札した人が手配した。
 バイク輸送の会社はいくつかあるのだが、Red Lineという会社のを活用された。流れとしては、落札されたその日に、配送の申し込みがされ、翌日に付属品や書類をヤマト便の着払いで送り、4日後にRed Lineのドライバーから引取日時の連絡(といっても、翌日なんだが)があり、翌日の12時30分から13時30分ころ取りに来るという事だったので、嫁はんに立ち合いを頼んで仕事に行ったのだが、取りに来たのは14時30分くらいだった。そして、落札者のもとに届くのは3週間後くらい後らしい。結構時間かかるもんである。
 クロトレは、今年の1月からノーマルに戻す作業を続けていて、ラジエターブレース以外のパーツは全部取り外し一部は売却した。バッテリーが上がってしまったので新品に取り換えたが、そのおかげで今日も一発で始動した。長期の保管、長距離の移動という事で、タイヤの空気圧も高めにしておいた。おそらくケチを付けられる事はないであろう。腰上OHの必要があるが、まだまだ使える車両だと思うので、次の人のところで活躍して貰いたいものである。

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こんな感じで運ばれていく
直で立ち会えなかったのは、ちょっと残念

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クロトレ バッテリー交換

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 2018年12月に新車でウチに来たBeta X-Trainer250“レギンレイヴ号”、2月の下旬にいきなりエンジンがかからなくなった。これまで、いついかなる時でも一発で始動してたので、ちょっとびっくりした。今年に入ってから、全然乗ってないのだが、ときたまトランポから下ろして、キャブのガソリンを燃やす程度にはエンジンをかけていたので、いきなり動かなくなるとは思ってなかったのだ。
 しかし、この度手放す決心をし、不動のままでは流石に売りに出すには具合が悪いので、バッテリーを交換する事にした。型番はYTX5L-BSというものだが、調べてみると、日本製のGSユアサと台湾製の台湾ユアサのがある事が分かった。日本製のは台湾製の倍以上の値段である。しかしレビューを見てみると、台湾ユアサは「安かろう悪かろう」といった出来栄えの様だ。この先、自分が乗り続ける訳ではないが、それなりの信頼性があるGSユアサのを取り寄せた。ちなみに、古河のはFTX5L-BSという型番で、物は同じなようだ。
 クロトレのバッテリーはシートの下、後端部にあるが、見てみると何かゴムの輪っかの様なものがペロンとあった。切れて輪っかにはなってないのだが、これはバッテリーを固定しておくための物で、何かの拍子に切れたのだろう。みなさん、古いチューブを切って輪っかを作って再固定する様である。
 バイク自体は、バッテリーを交換したらいつも通り、一発で元気よく始動した。相変わらず調子の良いバイクである。外したバッテリーをよく見てみたら、なんと台湾ユアサ製のものだった。Topliteというのは、海外向けのブランドらしい。台湾ユアサで3年きっちり持ったんだから、もしかしたら、Toplite銘柄のは優秀なのかもしれない。

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バッテリーの前でクルンと丸まってるのが
元々バッテリーを固定してたゴムリング
劣化して切れたらしい










XTRAINER 2018-2019 CATALOG OF SPARE PARTS

 バイクのサービスマニュアルとかパーツリストは、国産車の場合は別途お金出して買わねばならない事が多いのだが、Betaの場合、ネットにアップされているケースが多い。前にオーナーズマニュアルを翻訳製本した事があるが、あれもネットから拾ってきたものである。評判になるかと思ったが、ほぼスルーだったので、あの手のマニュアルに興味のないライダーさんが多いのだと感じた。
 今回、パーツリストを作った。パーツリストまでアップされているとは知らなかったのだが、必要に迫られて情報を漁っていたら出てきたのである。2020年からのはなかったから、2019年までのが最新である。どうしてパーツリストが必要になったのかというと、エアフィルターを交換しようとエアフィルターを取り外したら、フィルターの下から小さいボルトが出てきたのだ。どこからか何かの拍子に外れたのであろうが、ぱっと見た目、どこのボルトが外れたのか分からない。そこでパーツリストで調べてみよう、と思い立ったのが、今回のきっかけである。

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 クロトレは前からちょいちょいボルトの取れるバイクで、その度にバイク屋さんに取れた部分の写真を送って取り寄せて貰ってたのだが、自分で部品番号を調べてオーダー出来る様になりたいとは前から思っていた。ついでに言えば、値段とか構造とかも知りたいとも思っていた。Betaジャパンのサイトには、純正部品価格表というのがアップされているが、あれは部番と品名と値段が書いてあるだけで、どこに使われてるものなのか図柄が無いから分からない上に、クロトレ以外の車種のパーツも入っているので探し様がないのである。ネットにアップされていたパーツリストは、英語だけなく、仏語や伊語、独語などの品名が書いてあるが、値段が書いてない。そこで、パーツリストと純正部品価格表の部番を付き合わせて、値段も入れる事にした。ちなみに、パーツリストと純正部品価格表の部版は、ピリオドの位置が若干違っていたので、純正部品価格表の方に合わせる事にした。
 という訳で、やっとこ出来たのであるが、やっぱりBetaの純正部品は高いなぁ、という感想を持った。ラジエターファンが2.2万円もするのってどうよ?みたいな。点火プラグもイリジウムでない普通のが1200円とか書いてあった。市価の5倍くらい高い。Beta車って、車両自体は安いのに、パーツとなると高いのだ。ともかく、ざっくりどういう構造になっているのか、分かる様になった。
 問題のエアクリーナーボックスに落ちてたボルトだが、サイズからすると21番のボルトじゃないかと思う。もっとも、それがどの様についているかは、この絵だけではちょっと分からないので、何かのおりにバイク屋さんに見てもらうしかない。ともかく、何かでかい装置が外れたとかではないので、当面は問題ないとは思うのだが。

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スタート練習

 こないだの土曜日、久々にYTLで練習した。本来なら「大記録」の方にレポートすべきであるが、実はそんなに走ってないし、内容も地味すぎて「大記録」の方でレポートするほどのものが書けないので、こっちの方で感じた事だけ買いておく。
 今回の練習のメインは、スタート練習。先日、スロットルカムシステムのカムを準ロースロのx200から純正同様のx100に変更したのだが、それがどういう影響を及ぼすのか、本番を前に試す必要があったのだ。
 率直にいうと、アクセル開けた時のピックアップの良さがとても向上したと思う。まぁ、これが本来のクロトレ250の乗り味だと思う訳だが、これまではアクセル開けても少し遅れ気味でエンジン回転が上がってきたのが、ピッピと動く感じになった。それでいてガツンと加速Gがかかる訳でもない。2stとしてはとてもマイルドだと思う。このバイクに乗り始めた3年前は、それでもやっぱり体がついていかない感じがしたので、それで準ロースロにしてたのだが、この3年で体が慣れたと言うべきか。何にせよ、これで十分という感じがした。
 スタート練習だが、こちらの方は誰かにやり方を習った訳でもなく、YouTubeみて独学した知識しかないから、正しく出来てるかどうか分からない。とにかく用意ドンでスタートした時に、周りのライダーに遅れないイメージでやる事にした。モトクロスだと、2速でアクセルも半開けくらいでクラッチをミートさせるのだろうが、エンデューロだし2stってのもあるので、アクセル10mmくらい開けて、ただしクラッチはパッとミートさせるのを心がけて取り組む様にした。
 最初のうちは、2速で引っ張れるだけ引っ張るやり方だが、それだと早々に頭打ちになるので、途中で3速に上げてそこから引っ張る感じに変えてみた。また、雨モードと晴モードの両方で試してみたが、晴モードだとスタートでもたつく事が多く、雨モードの方が加速がスムーズである事が分かってきた。晴モードは車速が乗ってきて、長大なコースに入ってから威力を発揮するみたいである。
 練習は一人でやってたので、誰かが隣にいたのではないから、どの程度成果が出てるか分からない。ただ、スタートでこれまでみたいにチンタラした出方にならないだけの心構えは出来たんじゃないかと思う。











x200→x100

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 先日のモチュールカップで、新しい伝説の一ページを飾った訳だが、この動画で問題なのは崖落ちした事ではなくて、スタートで一列目から発進したにも関わらず二列目に抜かれている事だ。これには理由というか原因がいくつかある。
 まず、エンデューロは長丁場だから最初から気張ってたのでは後がもたない、というのがある。次に、スタートでいくら気張っても、1コーナーでトチくるったり貰い事故に遭ったりで、出鼻を挫かれる事が多いから慎重になる、というのもある。そもそもスタートがトロい上にスタート練習もまともにやった事がない、というのもある。更に言えば、競争する事よりも走りきる方に比重を置いてたりするから、余計
スタートではそこまで気合いれてないという感じである。
 まぁ、JNCCとかWEXとか、参加者の多い(というかまず表彰台には縁遠い)レースではこんな感じでやってきたのだが、モチュールカップみたいに少人数のレースでは、これではいかんなと感じた。ご覧の通り、モチュールカップのスタートはモトクロス的なのである。実質的にはモトクロスだと言っても良いと思う。先生も言ってたけど、最初の1時間か1.5時間くらいは全力で走らないかんのだ。
 といっても、これまでの自分は、とにかく2.5時間走りきれるかどうかの方が問題で、それどころではなかった。それがクロトレに乗り換えて事情が変わった。エントリー数の少ないBクラスなら、頑張れば年間チャンピオンを狙えるかもしれないと思う様になったのだ。だったら、このスタートの仕方はよろしくない。大いに改善する必要がある。
 技術的精神的な問題は、実際に走りこんで改善していくとして、機械的な改善としては、スロットルカムシステムのカムをx200から純正同等のx100に変更した。これはノーマルではアクセル開けた時のドンとくる感じをロースロにする事で改善するアイテムで、CRF250RをX化した時から採用していて、2stであるX-Trainerに乗り換えた時も重宝した。
 しかし最近、ノーマルのままのクロトレに乗っても別に開け始めが怖いとか忙しないと感じる事がなくなっていたのと、ベストテクスクールだとやっぱりモトクロス的に乗る感じになるし、モチュールカップでは他のエンデューロみたいにヤヤコシイところを走らされたりする事も少ないので、だったら飛び出しの良いアクセルの方が良いと判断したのだ。
 試しに、うちの前で少し乗ってみたが、x200よりもピックアップが良くて気持ちが良い。それでいてタイトターンはクロトレらしい粘りの良さでゆっくり回れる。これなら大丈夫そうである。まぁ、クロトレに乗り換えて4年、2stにも慣れたって事なんだろう。次の休みでスタート練習をやってみよう。









乗り換えか、乗り続けか

 自分がスポーツライディングの趣味を始めた当初は、「モトクロッサーは2年で乗り換え」というのを当たり前に言ってる人が身近にいて、2010年式のCRF250Rは2年後に30万円で売却して2012年式のCRFを買い換えたのであるが、今となってはこれはトンデモアドバイスだったと感じている。2005年式のXR230はなんのかんので165万円もかけてやりたい事をやり尽くしたし、2012年式のCRFは持ち主を三度変えて今でも現役のエンデュランサーとして活用されている。初代の2010年式のCRFを手に入れた人は、上手い事やったという訳だ(にも関わらず分割にされたので、今から思えばケチくさい相手だった)。
 さて、先日の新谷田部でバランサーシャフトが実装された2021年式のX-Trainerに乗って、その滑らかさに驚嘆したのであるが、そこでムクムクと鎌首をもたげてきたのが「2023年式に乗り換えちゃう?」という考えだ。2022年式では、セルモーターも強力になったらしいし、クラッチもダイヤフラム式で軽くなった。基本的な形は新発売当時から変わってないものの、毎年ちょこちょことは向上していっているのだ。問題は予算で、実質的に今のレギンレイヴ号を買った時点で独身時代にキープしてた買い換え基金は使い尽くし、目下エンジンのオーバーホールの資金を地道に貯めてる最中で、新車を買い換えるにはチト厳しいのである。
 そこでふと思ったのが、「基本的な形は新発売当時から変わってなくて、それはX-Trainerが生産終了になるまで変わらないだろう。となれば、古いモデルでも新しいモデルのパーツを移植してアップデート出来るのではないか」という事だった。バランサーシャフトも、取り付け穴は設けてあって、掘削したらつけれる様な話しを聞いた。ダイヤフラム式クラッチも、新型のセルモーターも、つけようと思ったらつけれるのでないか。また、テクニクスのTRICの様な機能強化のパーツも付けるという話しもある。
 XR230に結果として165万円を突っ込んだのは、XR230をメインで使っている時は、XR230のパフォーマンスで十分満足出来ていた段階で、仮に新車のXR230があったとしても古い2005年式で十分だったからである。クロトレでも同じ様な事が言えるのではないか。つまり、基本的な性能に関しては、自分の2019年式も最新の2022年式も同じであろうから、別に新車にする必要はないんじゃないだろうか。それよりも、既に装備も装甲も施し、あまつさえエンジンはフルWPC/DLC/モリショット加工が施された今のやつの方が、新車よりも上等な仕上がりである。そこへ持ってきて、40時間近く乗ってサスも車体も仕上がっているのだから、これをアップデートした方がむしろ良いかもしれない。
 新車は新車で良いものであるが、アップデートの方が良いのではないか、と考えたのである。









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