歯医者
先週から左下の銀を被せた奥歯がユルく、かつ虫歯っぽい臭いがしてたので、こりゃヤバいなという事で歯医者に行って来た。放っておいても良くはならないし、一日でも早く行けば、それだけ歯を助けられる可能性が高くなるというものだ。
しかし、結果はアウト。根っこしか残ってない歯が、虫歯で割れてしまって、修復不可能という事だった。3本あるウチの小さい根っこが、歯茎から露出していたし、残りの2本も浮いて来ているとの事だった。抜歯したあとは、2年前にやったのと同じブリッジで対応する事にした。
ただし、なんと行っても奥歯なので抜いた後も穴がデカイ。ブリッジを入れるまでに1ヶ月は掛かるとの事だった。もたもたしてたら、年をまたいでしまう可能性がある。抜歯に要する時間は約1時間との事だったので、即決で抜いてもらう事にした。
細い根っこ2本は簡単に抜けた様だが、太い1本はなかなか抜けなかった様で、待ってるこっちがしびれ切らすほどであったが、ともあれ無事に抜歯できた。抜いた後は、1本だけ縫合して、明後日消毒に来いとの事。
この歯は、確か上京して初めて出来た虫歯で、以来、20数年に渡って具合悪くもならず働き続けて来たのだ。今回、残念な事にはなったけど、むしろ良く務めを果たしたというべきか。まぁ、こうやって歯を失って行くんだなぁ、とも感じた。
しかしまぁ、痛風、高血圧に続いて、抜歯にブリッジである。今年はつくづく医者代に金の掛かる年だ。
今日、去年抜いた歯の後始末で、ブリッジを作る作業に行ってきた。抜いた歯の両隣の歯を削るのだが、何にも悪くなってない歯を削るのは、かなり抵抗のある事だった。どうせなら、既に銀入ってる左側だったら良かったのに。
年末年始にかけて、歯抜けの状態で暮らしてきて、それなりに慣れてきたという事もあって、そのままでも良いかなー、と思わないでもなかったのだが、放っておくと、抜いた場所の歯肉がどんどん減る事、抜いた部分に両隣の歯が寄ってきて空き歯になるなど、あまり良くない事が起こるらしいので、諦めて削る事にした。まぁ、これも自分の不摂生の後始末である。
麻酔して、ガリガリ削られている間は、もう医者任せなので何もする事がない。せいぜい可愛い歯科助手の顔でも思い浮かべてるより他ない。削り終わったあと、舌先で削った部分を確かめてみたが、普通に歯冠を被せる時と同じ様な形に削ってあった。一応は、人目に触れる表側は残しておいてくれたみたいである。
ブリッジが出来上がるのは、今月24日。お金は1万円ほどだそうである。保険適用範囲でもこれだから、結構な出費だ。でも、仕方ないよな。
自分の不摂生の結果とは言え、やはり歯を抜いた後というのは痛いものである。激烈に痛い訳ではないが、ジンジンする。元より歯がないのであまり食べる気にもならないのだが、ジンジンしてるから余計である。
考えてみれば、永久歯を抜くのはこれが3回目だった。前の2回は上下の親不知だったので、まぁ無くても良い歯なのであるが、今度はそうはいかない歯なので、初めて感があったのであるが、抜く事自体は3度目なのだ。根しかない歯をどうやって抜くのか興味があったが、ピックみたいなのを歯と顎の骨の間に刺して、グリグリと動かしてた様である。時間は30分掛からなかったから、安産だった訳だ。抜けた歯の根もキレイに抜けた。自分の歯を見るのは、乳歯が抜けた時以来だったので、貰って帰ってきた。なかなか硬くて立派な歯根である。
取り敢えず、今週中にもう一度歯医者に行くのだが、その時に今後の計画について話し合う事になっている。抜いた後が完全に埋まるのが3ヵ月後くらいらしいので、ブリッジを入れるのはその先という事になるが、その間、ずっと歯無しのままというのも困るので、何かやって貰うよう頼んでみるつもりである。何にせよ、元々あった物が無いというのは、かなり不便なものである。
前から具合の悪かった右上の歯の犬歯から2番目の歯の銀が取れてしまった。しかも土台ごと。一度直して外れ、2回目の銀だったのだが、うっかり凍ったチョコレートを噛んだらバキっと逝ってしまった。しばらくグラグラしてたのだが、これまたチョコレート食ってたら、ヌチャーっと取れてしまったのである。そもそも歯根しか残ってなくて、割れたら終わりですと言われていたのだが、さっき歯医者に診せたら、とうとう割れてしまっていた。来週、抜歯である。
問題なのは、抜いた後の措置である。一般的なのはブリッジを被せる事らしいが、となると両隣の歯を大幅に削らねばならないという。既に銀の被った歯なら些かのショックもないが、事もあろうに右上の奥歯はどれもこれも白い歯なのだ。左だったら銀被ってたのに。健康な歯を削らねばならない事には、かなりの抵抗感がある。大昔に、右下の親不知が斜めに生えていて、隣の奥歯を押してそこが虫歯になってしまい、親不知は抜歯、傷入った奥歯はむざむざ銀歯に、という悔しい事件があったのだが、それ以上のショックである。
とはいえ、インプラントはアホみたいに金が掛かる。1本30〜50万て、来年CRF(じゃないかもしれないけど)の買い換え基金を全部回さないと無理である。つまり無理である。となるとブリッジしかないが、これも白いのにすると高いらしい。まぁ、左上の犬歯の隣の歯は、とっくの昔に銀歯なので、右もお揃いで銀になったところでどうなんだ、って話しでもあるのだが、虫食って痛くてやむを得ず銀歯になるのと、隣の歯のとばっちりで銀歯になってしまうのとでは、やはり話しが違うと思うのだ。
部分入れ歯ってのもあるけど、これは手入れが結構大変らしいし、抜いたままにしておくというのは、歯の健康上よろしくないらしい。現実的な線として、保険適用の銀ギラのブリッジを入れるより他ない様である。
2週間ほど前、銀被せてある上の歯が疼いたので、職場の近所の歯医者に行って、目下加療中である。この歯医者、職場の若いのの学生時代の友達の彼女がやってるとかで、若い女のコが3人でやってるのだが、腕の方は、今まで行った歯医者の中で、一番心許ない感じである。まぁ、始めたからには、まな板の上の鯉なので、終いまで行くしかないが。
しかし、何が心許ないと言っても、やたら歯を抜く話しをする事だ。今加療中の歯にしても、割れてるかもしれんだの、何だの言ってビビらされた訳だが、そっちは抜かずに済んだせいか、今は右の上の親不知をやたら抜きたがる。確かに、下の親不知がないせいか、無駄に立派に生えてきてる訳だが、抜くほど酷いとは思えない。親から貰った歯である。抜かずに済むなら、そのままにしておきたい。本能的に、やたら歯を抜きたがる歯医者というのは、ヤブ医者に感じてしまうのだ。
ワタクシがガキの頃通ってた歯医者は、海軍上がりの怖い先生だったが、腕はピカイチだった。なるべく歯を残す方針の人だったが、今はそんな人は少ないのかも。
およそ歯医者に関する限り、可愛い女のコよりも、じゃりん子チエに出てくるような、頑固親父な先生の方が安心するワタクシである。
餓鬼の頃は、親共が「歯ぁ磨け」と口うるさいものだから、しょっちゅう歯を磨いていたおかげで、虫歯なんかになった事がなかった。しかし、口うるさく言われていると、言われなくなった時の反動が大きくて、一人暮らしをしてから暫くは実に自堕落な生活態度をしてしまい、あっと言う間に上下の歯のあちこちが悪くなった。確かに、大きくなってから歯が痛くて泣き叫ぶというのはカッコのいいものではない。そんな訳で、歯のあちこちが銀歯になってからようやく自分から進んで歯を磨く様になった。それ以来、少なくとも歯が痛くて一晩中眠れない、などという羽目には陥っていない。
しかし、この銀歯という奴。そうそう取れてしまうものではないが、いざ取れてしまうと想像以上に不便なものである。実は左下の奥歯に入れてあった小さな銀歯が取れて、そろそろ半年くらいになるのだが、鶏の唐揚げとかポテトチップスとか、とにかく歯の隙間にものが挟まるのである、しかも詰まったモノが歯肉を刺激するようで、時々そこの歯茎が痛くなる。それでもまぁ、神経とかはとっくの昔に抜いてあるから、痛いちゅうほどの痛みでもないので、歯医者に行くのが面倒で放ったらかしにしてあった。ところがである。今朝方、永谷園のお茶漬けでメシを食っていたら、あの枝切れみたいなスナックを右上の奥歯で噛みしだいたところ、事もあろうに被せてあった銀歯が取れてしまったのである。銀歯と言えども接着剤でくっついているだけであるから、取れても不思議はないのであるが、選りにも選って土曜日の、しかもネムネムの明け番の朝に取れる事はないではないか。これはいよいよ歯医者に行かねばなるまい、とは思ったものの、不毛な泊まり番のおかげでメシ食ったらソッコー寝ない事には、もれなく歯医者の診察椅子の上で熟睡してしまう事になろう。そう言えば、洗濯物も洗わない事には服はみんな汚れて、そんなくっさい服着て歯医者に行くのも考え物である(緊急事態ならいざ知らず)。昨日は泊まり番で風呂にも入っていないから、頭もクサクサになっている筈。とまぁ、こんな事を考えたら、取り立てて急がないかん訳でもないし、また今度にしようと寝てしまった。
さて、目覚めて腹が減って、晩飯を食うことになった。やはり、銀歯の取れた歯は、奥歯としての性能を十分には発揮してくれないばかりか、今度はその歯にも物が詰まり始めた。今までは、左下の歯に挟まりそうな時は右の奥歯で噛んでいたのだが、困った事に両方の奥歯が使えず、リスやネズミの様に前歯でしか物を噛めなくなったのである(事実、メシの後半はそうやってメシを食った。オレはは齧歯類にはなれそうにない)。取り敢えず、メシは一通り済ませたのだが、取れた銀歯が気になって仕方がない。そしてふと思った。「こいつ、今まで付いてたんだろう? だったらまたくっつくんじゃないか?」ただし、瞬間接着剤でくっつけるみたいな藤田博流のセコイ事を考えていたのではなく、ただ単にパズルみたいにはめ込んでみようと思っただけである。そしてはめ込んでみると、ハマるではないか! しかもまるであつらえたみたいにピッタリである。最初は少し違和感があったが、直ぐに慣れてしまった。しかも、取ろうとしても今度は取れないのである。これは一体どうした事か? まぁ、寝ている間にまた取れてのどに落ちる、みたいな事もなさそうであるし、いずれにしても歯医者に行かねばならぬのであるから、暫くはこのままにしておこう。
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