実家に帰り着いて感じたのは、その狭さだった。家だけでなく、路地も狭いのである。今まではそんな風に感じた事無かったのだが、息苦しさを感じるくらいである。そりゃまぁ、今住んでる家は広々としてて、街も道幅が広く伸び伸びしている。そこに住んでかれこれ一年、そのスケールに完全になれてしまったのであろうか。実家はとても窮屈である。贅沢になれたら、なかなか生活の質を落とせないと言われるが、同感に感じた。
今回は、嫁さんが京都の国立博物館に行きたいというので連れて行ったのだが、どうやらガッカリした様である。もっとおもしろ可笑しいものがあると期待してたらしいのだが、皿だの経文だの仏像だの、そんなのが地味に展示してあるだけである。実のところ、京都の博物館はそれほど面白いものではなかった。まぁ、これは今に始まった事ではなくて、自分が子供の頃からそうだったのだが。京都は、その街自体が博物館の様なものであるから、あの程度の建物では展示しきれないのだ。
博物館の向かいにある三十三間堂は、実は今回初めて拝観したのだが、とにかく外人がいっぱい。外人が、仏教芸術を見て何を感じるのか分からないが、とにかくいっぱい居た。そのあと、四条河原町まで移動したが、やはり外人がいっぱいである。歩道の道幅を相当広くしたのか、歩き易くなっていたが、その分車道が狭くなって、前から酷かった渋滞がさらに酷い様である。