中学の時は制服だったのだが、国語か何かの授業で、何かを主張する授業があって、制服廃止論をぶったら大ウケした。曰く「制服は毎日着てて、洗濯もなかなか出来ず不潔である」という事だったが、おしゃれしたくなる年頃の中学生には、制服より私服で登校したいという欲求があったのだろう。もっとも、自分は当時から私服のセンスはまったくのゼロで、帰宅しても制服の下のカッターシャツにズボンをGパンに履き替える程度の服装しかした事なかったのだが。
私服のセンスがゼロなのは長じてからも同じで、今はアメリカ海兵隊のデザートマーパットのトラウザーにフリースのプルオーバーが「制服」である。少なくとも仮装軍隊やめた2006年から同じ格好であるから、10年以上同じ格好である。どこに行っても、どの写真みても、同じ服装で写っている。まるで時間が止まったみたいにである。まぁ、丈夫だし、学校の制服と違って洗濯もしたい時にできるし、普段仕事行ってる時はその格好でないので、なかなかヘタらない。といっても、今まで来てたやつもかれこれ6年は着てる訳で、少々痛んできた。
それよりも、こないだ帰省した時に、親父が「あいつはいつも同じ格好してるな」と言ってたらしい。まぁ、好き好んでしてるし、それで不具合もないので、別に何言われても困らないのだが、傷んだのを着続けるのもどうかと思ったので、プルオーバーを新調した。体に合わせて「どや?」と嫁はんに聞いてみたら、「今までと同じじゃないですか」と言われた。まぁ、見た目は同じやな。
しかし、よく見てみると、フリースの布地が若干変わった様である。新しいのはガマの穂みたいな手触りである。一番最初に買ったやつも、今まで来てたのと同じ様な布地であったから、仕様が若干変わったのかもしれない。肌触りが柔らかくなった気がする。
新しいのが来た事だし、古いのは処分しても良いのだが、別に敗れた訳でもないので捨てるには惜しい。というか、別に着続けても良いかな。なにせ、去年の5月に車に跳ねられた時でさえ破れなかったのだ。新しい方は余所行きにして、古いのは普段使いにしようかな。