たにしのつぼ焼き

あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、もっともっとしたい〜♪

料理

食べたもの

 「歳を取るとあまり食えなくなる」と言うが、実際そうで、昔なら1.5合の飯にインスタントラーメン3つなんて当たり前に食えたのが、最近はそうも行かない。腹減ったなーと思っても、思うほど食えない事が多いのだ。その反面で、やっすい食材で作ったオカズなんかは全然食う気にならなくて、「だったら量少なくても良いから、上等なのを使ってくれ」と思う。この辺り、13歳年下の嫁はんとは、鋭く対立する部分なのだ。
 じゃぁ、どんなもんなら満足するのか、と食ったものを写真に撮ってたのだが、後で見返してみると、それほど上等なものを食ってる訳ではない。どっちかと言うと、質素な方ではなかろうか。普段食べるものは、味噌汁に漬物か簡単なオカズの一汁一菜で満足なのだ。どっちかと言うと、下手な炊き込みご飯とか焼き飯でなく、白ご飯が重要である。日本飯盒協会の永遠のテーマであるが、日本人にとって白米は3000年来の欲求である事が、歳を重ねるごとに深みと重みを増してきているのである。



 そんな自分も、時たま、脂っこかったり、辛かったりするものが食べたくなる。その頻度は10年前に比べると、ガクっと落ちはしているのだが、それでも食べたくなるのである。そう言う時は、食べに行く。家で嫁はんに作らせないのは、ぶっちゃけ余り上手ではないのと、やっぱり割高だけあって店で食う方が美味いからである。それとても、別に高級料理店に行ったりする訳ではない。せいぜい一人1000円未満の店で、安物には違いないのだが、いわゆる食べ放題みたいな店ではないので、そこそこ美味いのである。
 自分は一人暮らしが長かったので、自炊も結構やっていた。自炊の素晴らしい所は、自分が食べたい味を自分の感覚で作れる事で、こう言うのをやれる男の嫁はんは、非常に不利である。よほど研究熱心か、あるいは美味い具合に男の好みにあったものを作れないと、どうしてもマイナス判定になってしまう。その自炊たるや、これまた後で振り返ってみると、しょーもないもんを作っているのだが、自分で食いたいものを作ってるだけに美味いし、仮に失敗しても作ったのが自分本人なので、絶対に文句を言わないのである。

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職場から大量に出た賞味期限が2年切れた乾パン
乾パンを大量消費できるのも、自分だけである

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山岡家に行きたかったのだが、嫁はんのリクエストでこうなった
やっぱり山岡家に行けば良かった

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味噌汁と漬物の一汁一菜
もう、普段はこんなんで十分な気がする

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醤油かけたご飯の美味い事
この美味さを今の日本人は忘れてないか?

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乾麺のうどんを茹でただけのうどん
少量の麺つゆだけで食う秘技を発揮した

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山岡家に行けなかったので、にんたまラーメンに行った
個人的にはこっちの方が好きである

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嫁はんがアホみたいに冷蔵庫に冷や飯を死蔵してたので
焼き飯をこさえた





ホテイ やきとり 1750g

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 この缶詰を見かけたのは、確か去年の5月、京都の実家に帰省した帰りの浜名湖かどっかのサービスエリアだったが、産地名産の色んな缶詰が置いてあるコーナーに、激烈な存在感を醸し出していたのである。こんなどデカイ缶詰買ったって、どうやって食えば良いんだって話しなのだが、見捨てておけなかったので買って帰ったのだ。
 以来、いつ使うかで相当思案する事になった。というのも、二人で食うには量が多いし、TOYZの集まりでは何か作って食う事が多いし、そもそもこれだけの量である。相当な人数が集まらない事には捌ききれない。という具合で、チャンスを伺っていたのだ。
 さて、ようやくそのチャンスに恵まれた。スイスアーミーナイフの旧ソルジャーで開缶。まず目に付いたのは、黄色い脂肪分。しかも寒い時期なので固まってる。これを見た一同「体に悪そうなもん出たー!」という感じ。いつも見慣れてる75gのでは、まずお目にかかれない光景である。どう見ても、脂しか見えない感じである。そこで、買ってきた自分が右代表で箸を突っ込んで、やきとりを一つつまんで食べてみると、普通に美味い。ただし、冷たいので温めた方が良さそう、いう事になりました。
 そこで、フライパンにどんどん入れて温めてみると、脂と煮凍りが溶けて、やきとりというより、煮鶏という感じに。でも普通に美味い。飯盒で炊いた飯と食うと、やっぱり美味い。物がデカイだけで、中身はいつものホテイのやきとりです。調べてみると、この1750g缶は業務用という事で、知り合いの自衛隊の人は、寮でこれ使ってたとの事。ホテイのサイトを見に言っても載ってないのは、業務用だからなんでsね。
 なんにせよ、意外と好評だったので、また見かけたら買って来ようかな。たれしかないので、塩も欲しいところだけど、作ってないのかな。

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煮凍りは底に沈殿してましたw




シーチキン

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 自分がシーチキン、すなわちツナ缶を初めて食べたのは、小学校3年か4年の頃じゃなかったかと思う。もっと前に食べてたかもしれないが、記憶に残ってない。初めてシーチキンを食べた時の感想は「カスカスして嫌」と言うものだった。おそらく、身が塊になってるソリッドタイプを食べたのだろうと思うが、ソリッドタイプは今でも好きではない。味でなくて、食感の問題である。
 長らくたにし家ではソリッドタイプが使われてたのだが、そのうち、フレークのが出てくる様になった。すると自分の評価も大きく変わった。そのままでは相変わらず味気がないが、醤油かけたり塩ふったりしてご飯と食べると美味い事に気が付いたのである。特に油が美味いのだ。今でこそ、ご飯にバターだのマーガリンだのを乗せて醤油かけて食べる、なんて食べ方が広く知られる様になったが、昔はご飯に油かけて食べるなんてのは許されなかった。少なくとも親がいる前では出来なかった。その魅力に早々と気が付いた(デブだけに)のであるが、それが堂々と出来るのがシーチキンフレークだった訳である。
 ここで重要なのは、魚の身よりも油なのだ、と言うことだ。あの魚の浸かった油に醤油だの塩だのが混じると、美味いのである。ただ、油だけでは質素すぎて悲しいので、魚の身もあれば言う事なし、と言う訳だ。だから、あえて油を濾したのとか、オイル不使用のやつなんかは、論外である。それだったら焼き魚食べてる方が良い。
 最近、流石に健康のことを気遣って、ちぎったレタスに乗っけて食べることが多くなった。と言っても、醤油垂らしてるので、どこまで健康的かどうか定かではないが、醤油の染みた油がドレッシング代わりになって、美味く野菜を食べる事が出来るので重宝している。これにご飯があれば立派な独身飯なのであるが、最近は独身飯もなかなか食えない身の上である。








牛肉大和煮缶

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 ノザキや明治屋あたりがメジャーであるが、牛肉の大和煮の缶詰というのがある。古くは日本陸軍の携帯口糧にも組み入れられていたやつで、牛肉を醤油と砂糖や味醂などで、甘辛く煮たものである。携帯口糧の入組品と同じ150gのものは500円もする高級な缶詰で、高いだけにそうそう開けて食おうという事にならない。写真の牛缶も、前に商品入れ替えかなにかで値引きになってたのを買って来て、賞味期限が来るまで防災用品としてとっておいたものである。
 その賞味期限が迫って来たので、とっておきのを開けて久々に食った訳であるが、味はまぁ良いのであるが、肉がボール紙みたいでいただけない。一体どこの部位を使っているのか知らないが、硬いのである。これも缶詰の牛肉の大和煮と思えば、その味、その食感という事になるのだろうが、普段食べてる肉に比べると、やっぱり硬いというか、違和感を感じてしまう。おそらく、食べなれないからであろう。
 まぁ、500円で調理済みの牛肉を食べれるのは、安いのか高いのか、意見が分かれるところであると思うが、やっぱり普段食べるには高いという意見が多いのではなかろうか。SPAMも高いところでは500円くらいするが、そんな高いところでは買わない。399円、ところによっては299円、そういったところで買う。そのくらいの値段なら、買って食おうという気になるのだ。
 まぁ、ランチョンミートは豚なので、牛の方が高いのは間違いないのだが、もちょっと安かったら馴染み深い食べ物になるのになぁ、としみじみ思った。








あつあつ牛すきうどん/あつあつ豚汁うどん

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 滅多な事ではカップ麺のインプレなどしないのだが、このカップ麺には惹かれるものがあったので、感想を書いておこう。見ての通り、マルちゃんの赤いきつねと緑のたぬきの派生品である。ちなみに、自分は赤いきつねと緑のたぬきでは、緑のたぬき派である。そもそも蕎麦の方が好きなのだが、自分の場合、先に麺を食べて、かき揚げは後にとっておき、残った汁にご飯入れて食べるのであるが、このかき揚げの油っぽさがご飯をドボンした時に非常に効果的なのである。これが赤いきつねの揚げさんでは不十分、というか無理なのだ。
 余談は置いといて、牛すきと豚汁のうどんであるが、牛すきも豚汁も、おかずとして好きであるし、牛すきの残り汁にうどんを入れてシメにするのはよくやられているし、豚汁にうどんを入れるのは自分も経験あるので、こうしたカップ麺が出た事に「ほう!」と感じた訳だ。

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 さて、実際に作ってみたのだが、まず最初に感じたのは、フリーズドライの具はどっちも同じなのかな、ということ。そう感じたのは、どっちにも細かくした油揚げが入っていたからなのだが、牛すきにせよ豚汁にせよ、油揚げは入ってないのでアレ?という感じだった。よくみたら、豚汁の方にゴボウが入っているし、牛すきの方には牛肉らしいのも入っている。それなりの体裁は整えてある様である。
 食べてみた感想は、牛すきの方はちょっと甘い気がしないでもなかったが、しっかり牛肉の味がする。豚汁の方は結構七味唐辛子が効いている。最初は生姜でも入っているのかと思ったくらいである。どちらもそれなりに美味しい。しかし、足震えるほど美味いという訳でもなく、一回食べたら満足するレベル。まぁ、赤いきつねや緑のたぬきみたいに、ロングセラーになるほどではない。

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 不健康な食い方するのが大好きな自分としては、残った汁にご飯ドボンは外せない。という訳でやってみたのであるが、個人的な意見としては、これは豚汁の方が合うと感じた。やっぱり牛すきの方はちょっと甘みが強いのだ。もうちょっと甘みが押さえられてて、醤油が若干勝っていたら、間違いなく牛すきの方が合っていただろう。
 そんな訳で、おそらく期間限定だと思うので、なくならないウチに一食オススメする。





インスタントラーメン

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 嫁さんにインスタントラーメンを作ってくれというと、次の手順でやる。
  1. 丼に粉スープと水を入れ、レンチンする
  2. 鍋でラーメンを煮て、笊で湯を捨てる
  3. 1に2を入れる
 これがもう、どうにもこうにもあっさりし過ぎてて、食った気がしない。しかも、なぜかいつも伸び気味だ。非常に不満なのである。一体どこでこんな作り方をするのか、岩手ではこれが普通の作り方なのか難詰したところ、「とあるラーメン屋さんが、健康にいいインスタントラーメンの作り方として紹介してた」との事。がっくりである。
 何ががっくりかというと、ラーメン屋ともあろう者が、ラーメンを不味くする作り方を紹介してどうするのか、と。貴様が紹介してる作り方は、いわゆる店で出てくるラーメンの作り方であって、インスタントラーメンの作り方ではない。なるほど、湯がいた湯を捨てれば、油も鹹水も抜けて健康には良いのだろう。でも、そんなクソ不味いもん食うくらいなら、インスタントラーメン食うの止めろというのが正解だろう。安くて美味いものは概して健康に良くないものが多いのであるが、健康を第一に留意するなら、そんなもん食わなきゃ良いのである。
 インスタントラーメンの美味しい食べ方は、インスタントラーメンの袋の裏にちゃんと書いてある。メーカーが試行錯誤を費やして、やっとこ辿り着いた一番美味い食べ方である。メーカーだって売れて貰わねばならないから、一番美味い食べ方を書いている。それから外れたものは、「やってみたけど大して美味くない」というものが大半である。インスタントラーメンの作り方は、大抵は麺を茹でて粉スープを入れて、というアレだ。つまり、茹でた湯にもうま味を活かす何かが含まれていると見るべきである。それを捨てちゃ意味がないのだ。
 これに関連して、実は自分も長い事間違えてた事があった。それは袋麺の焼きそばの事で、自分は茹でた麺を笊で湯を捨てて、フライパンで炒めて付属のソース絡めて作るもんだと思ってた。ウチのオカンがそうしてたからそう思ってたのだが、実は湯は捨てずにソースを入れて湯が蒸発するまでソースを絡めながら熱するのだ、という事を数年前に知った。言われて初めて、袋の裏にそう書いてあるのに気がついたのだ。それまで、粉ソースの日清は使い難く、液体ソースのサッポロは使い易いと思っていたのだが、それ以来、むしろ粉ソースの日清の方が良いんじゃないか、と思う様になった。
 という訳で、嫁さんには、今後、普通にインスタントラーメンを作る様に厳命した。美味しく食べれるものをわざわざ不味くする必要はないし、また美味しく食べて然るべきなのである。ただし、健康に留意してくれた事には感謝して、昔から健康に留意する人は、残った汁は飲まないのだ、という事を伝えておいた。残った汁にご飯をドボンするなど、断固としてしてはいけないのであるw







スパゲキ

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 母方の祖母、和枝さんは死ぬまでスパゲティの事を「スパゲキ」としか発音出来なかったのだが、明治生まれの奈良のど田舎出の人でも、イタリアの洋麺の事はご存知だった様である。
 たにし家においても、スパゲキは時たま出たのであるが、その料理法はいわゆる「ナポリンタン」一本やりで、ミートソースは小学校の調理実習でしか食べた事がなった。何故、たにし母がミートソースを作らなかったのか、謎なのであるが、一考するに今みたいにミートソースの缶詰やレトルトがあまり出回ってなかったからか、高かったからであろう。一から作るとすれば、トマトソースだのミンチ肉だのでやる訳だが、そういうのが面倒だったのか。とにかく、玉ねぎとピーマンをスライスして炒めたのに、スパゲキをぶち込んで、ケチャップで絡めるアレが、たにし家ではメインであった。
 なので、ミートソースに対する憧れは相当なものがあって、自立してから暫くは、スパゲキはミートソースでばかり食べていた。が、ここである問題に直面する事になった。それは、スパゲティはいくら食っても、2時間後には腹が減るのである。それこそ、3束くらいまとめて湯がいて、これ以上食えんというくらい食っても、2時間後くらいには腹が減ってしまうのである。この現象は自分だけの事かと長い間黙っていたのであるが、調べてみれば、自分以外にもそういう人は居るらしくて安心した。
 どうしてスパゲキを食べるとそうなるのか、科学的に説明してくれた人はいない。むしろ逆に、腹持ち良いなんて人もいるから、体質的なものなのかもしれない。しかし自分に関する限り、スパゲキは腹が空くのである。トコロテンみたいに、そもそもカロリーが低いとかいうなら、いくら食っても水腹は一時で直ぐに腹は空くであろう。しかし、かりそめにも小麦粉で出来ているんだから、低カロリーなんて事はないだろう。となると、カロリーあるもん食ってるのに、あとでさらにカロリー追加せねばならんという、極めてコスパの悪いデブる食品ではないか、と思うのだ。
 しかし、そんなコスパの悪い食い物なら、ここまで長らえて来なかっただろうし、人気もないであろう。かくいう自分も、スパゲキは好きなのである。となると、食べ方に問題がある。というか工夫が要るのではないのか。
 例えば、たにし家でスパゲキが出た時は、食後に腹が減ったなどという記憶がない。恐らく、野菜やハムなどが一緒に入ってて、そっちが腹持ち良かったのかもしれない。イタリア人だって、パスタしか食べないなんて事はないんじゃなかろうか。ラーメンライスみたいに、麺以外に主食級の何かを食べているかもしれない。恐らく、スパゲティミートソースとご飯を一緒に食べたら、あんな風に腹が減らないんじゃないかと思う。
 という訳で、嫁さんには、スパゲキとミートソースの順番を間違えても良いから、腹減らん様に他のも付ける様に工夫して貰わねばならない。






TULIP



 自分はSPAMが好きなのであるが、前々から「沖縄ではTULIPの方が主流」という話をよく聞いていた。沖縄は米軍に占領された経緯から、その食文化にランチョンミートが入っていったらしいのだが、どうしてデンマーク産の方が主流になったのか、ちょっとその理由がわからないでいた。というか、その前に値段がSPAMと同じくらいで、かつヨーロッパのあの手の食い物は自分の口には合わない事が多いので、これまで買わずにいたので検証どころか、味さえ知らなかったのである。それが、たまたまこないだ、メガドンキでノザキのポークともども1個298円で売ってたので、試しに買ってきたのだ。ちなみに、ノザキのポークの方はまんまSPAMである。
 TULIPの缶の開け方は、コンビーフと同じで、底についてる鍵を缶の側面にある爪にかけて、巻き取って開けるタイプなのだが、少し前にこうした缶の開け方を知らない女の子が、開けるのに悪戦苦闘する動画が出回っていた。まぁ、缶切りで缶詰開けた事さえなさそうな子だったので仕方ないと思うが、缶の開け方はプルタブ式のSPAMの方が楽である。SPAMも昔はTULIPと同じやり方だったらしいが。
 早速ランチョンミートスライサーで切って焼いて食べたのだが、SPAMが焼いてもそれなりに脂っこいのに対して、TULIPはあっさりした感じだった。あまり脂っこくないから、沖縄料理にも合うのかな。これはこれで美味しいと感じた。どっちもランチョンミートなのだが、メーカーによって味が微妙に違うというのは、当たり前といえば当たり前だが、面白いものである。気分によって「今日はTULIPかなぁ」なんて風に使い分けたり。どっちも同じ値段、同じ量目だから、買うにあたっての損得の差はないしね。
 なんにしても、1個500円とかで買うような代物でなく、やっぱり今回買った298円あたりが買うには妥当な値段と感じるのだが、これからもそう値段で売ってくれないかな。






ゴボウ論

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 嫁さんが大豆のごった煮を作ってくれたのだが、帰宅する1時間ほど前に作ったとあって、ささがきにされた余ってたゴボウが、大嫌いな金平ゴボウ状態になっていた。当然食べずに避けたのだが、その一方で、水煮の筑前煮の具に入ってたゴボウはしっかり食べた。この違いは何なのか、金平ごぼうが好きな人には理解出来ないと思う。
 金平ゴボウこそは、自分がこの世で唯一、本当に食べれないものである。食べたくないのではなく、食べれないのである。食べたくないのは、食べようと思えば食べれるが食べたくないだけなのに対して、食べれないのは食べようと思っても食べれない。ゴボウアレルギーでないので、好き嫌いの話しではあるが、食えないものは食えないのである。その根は、小学校低学年にまで遡る。
 これまでにも都度都度語ってきた様に、ウチのオカンは旧帝国陸軍なみの鉄拳制裁の人であったのだが、この金平ゴボウを巡っては、幕府の役人がキリシタンを転ばす様な、硬軟取り混ぜた責め方をしたものである。およそ食い物の事だけに、鉄拳だけでは効き目がないと思ったのか、「いっぺん騙された思て食べてみ」「そのまま飲み込んだらええねん」「こんな美味しいもん、食べへんかったら損やで」などなど、あれこれとまくしたててくるのだが、自分の口の中には、筋っぽくて泥臭い、噛んでも噛んでも咀嚼できない、そう、木の根みたいなのが、いつまでも口の中にあるのである。いっそ、飲み込んだ方が楽だったかもしれないが、得体のしれない食い物と思えない物体を体内に入れる事を、頑として脳が受け付けなかったのである。
 すると、オカンがこんな話しをしだした。日露戦争の旅順口攻略のかの乃木希典将軍の逸話である。曰く、「乃木将軍が幼かったころ、梅干しがどうしても食べれなくて、親から断食を命じられたところ、あまりの空腹に耐えかねて梅干しを口にしてみたら、殊の外おいしくて以来食べれる様になった」というもの。嘘かホントか分からんし、そもそも小学一年生が乃木将軍など知りもしないのだが、梅干しというキーワードには閃いた。ウチのオカンは、梅干しのほか、漬物が食えないのである。そこですかさず、「お母さんが梅干し食べたら、僕もゴボウ食べる」と切り返したのだ。おかげでゴボウを無理やり食わされる虐待はなくなり、以来、金平ゴボウは絶対食えなくなったのである。

 しかし、長じて、ゴボウには食べれる料理法がある事を知った。豚汁にはゴボウが入ってないと嫌だし、筑前煮もそうである。いつぞや作った軍隊調理法の牛肉佃煮なんかもそうである。これらはよく火が通って柔らかくなっていて、かつ泥臭さもあまり感じない。むしろゴボウの風味がその料理を引き立てるものである。どうせなら、美味しく食べれる様に作った方が、食う方も食われる方も幸せというものではないか。
 まぁ、金平ゴボウが好き、ないしは食べれるという人が圧倒的に多いので、自分の論は少数意見であるが、嫌いなものを無理やり食わすよりは、食える選択肢を示してもらいたいものである。






ランチョンミートスライサー



 自分は結構スパムが好きな方で、時たま買ってきて焼いて食べる。料理の仕方は色々ある様であるが、自分はフライパンで軽く焼いて食べる事以外、やった事がない。時たましか食べないから、それでも飽きないのだ。前に焼かずにそのままクリームシチューにして、えらい不味い思いをした事があるが、あれは焼くのと生のままでは、味が全然変わる不思議な食べ物である。
 焼く時は包丁で適当な厚みに切ってたのであるが、以前からスパムカッターこと、ランチョンミートスライサーなる器具が売っている事は知っていた。ゆで卵を輪切りにするアレと同じやつだ。子供の頃、カレーライスの時は大抵、それで輪切りにしたゆで卵がカレーライスにのってた。ゆで卵を輪切りにスライスする以外に使い道のない器具なのであるが、包丁で切るよりは見栄え良く切れるからか、オカンは面倒くさがらずそれを使っていた。
 スパム切るのにわざわざそんなもん買わんでもええわ、と長い事思っていたのであるが、このランチョンミートスライサーは、スパムだけでなく、チーズやアボガド、もちろんゆで卵もスライス出来るらしい。それなりに多目的に使えるのであれば、ちょっと買って見てもいいかな、という気になった。値段もピンキリで、1000円も出したら良いのが買えるのだ。
 で、早速使ってみた。意外だったのは、スパムを切るのに、それなり力が要るという事だ。上の動画の通り、片手だと結構時間かかる。まぁ、撮影しながらだったので、両手でやればもっとサッと切れるんだろう。スパムを切る鋼線は結構頑丈に出来ているみたいである。でなきゃ、チーズなんて切れないと思うしね。包丁で適当に切るよりは、同じ厚みで切れるので、ちょっと上品になった気分になった。

楽器っぽい良い音色がする






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