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 先日、ポータブル電源を買ったのだが、ここ数年でポタ電の技術は相当に進歩している様で、各社ともソーラーパネルのラインナップがある。太陽光発電でポタ電を充電するという事だが、これが相当に強力になっている様なのだ。先日かったBLUETTIのサイトによると、PV120というソーラーパネルのカタログスペックはこう書かれている。

(充電時間とは、0〜80%電力レベルまでの時間*)
EB3A(268.8Wh)+ PV120:約3時間で充電
EB55(537Wh)+ PV120:約5.5時間で充電
EB70S(716Wh)+ PV120:約6時間で充電
AC200P(2,000Wh)+ 2 * PV120:約8.5時間で充電

 これはなかなかの数字である。既に多くのYouTuberが検証動画をアップしているが、EB3Aに関してはこれに近い数字を出していたので、偽りなしの数字とみる事が出来るだろう。
 ここで留意しておかねばならないのは、このソーラーパネルを買った人の中で、電気代を浮かすために、と言っている人もそれなりに居る事だ。太陽光で発電できるのだから、その意味では電気代はタダと言えるが、ソーラーパネルの値段とポタ電の容量分の電気代を割り算すれば、元を取るには数千回使わねばならず、その意味では電気代を浮かすという目的でソーラーパネルを買うのは、ちょっとナンセンスである。
 また、上のスペックから見ても分かるが、容量が大きなポタ電を満充電にするには、ソーラーパネル
枚では相当な時間が掛かり、それをカバーするには2〜3枚パネルを連結して発電量を上げるのが現実的な使い方になる。ソーラーパネルは連結可能な様に作られている。ただし、PV120といえども1枚3万円くらいはするので、結構な出費になる。

 こうした事から、このソーラーパネルの実際的な運用の仕方は、昼間にポタ電を使いながらソーラーパネルで少しでも充電しておいて夜に備える、といった補助的な使い方はまず第一に考えられる。第二に考えられるのは、給電設備のない所での充電方法。第三は、停電時などの防災用としてである。
 ソーラーパネルだけで充電関係をすべて賄えると考えたら期待外れになると思う。逆に「無いよりマシ」と考えるならお釣りが来るくらいの性能があるんじゃないかと思う。現時点ではまだポタ電自体を運用してないので、ソーラーパネルの必要性は確実なものとして感じてないのだが、ゆくゆくは欲しいと思う。