先日、艤装が完了し、慣らし&公試が終わった2023年モデルのBeta X-Trainer 250“シグルドリーヴァ号”、艤装に関しては、前のクロトレで経験を積んだので大体は問題がなかったのだが、「経験してない」部分でちょっと蹴つまずきがあった。

 まず、スキッドプレートだが、これはエンデューロ・エンジニアリングのを前のクロトレの時に付けてもらい、それを今度のにも引き継いだ。問題は、純正のスキッドプレートからEEのに付け替える作業は、バイク屋さんに任せてて、前のを売りに出す時もEEのから純正のに替えてもらうのをバイク屋さんにお願いした。つまり、純正からEEのへの切り替え方は、実は知らんかったという事だ。なぜそれが問題になったかというと、スキッドプレートの後ろのボルトを留める器具が、クリップナットというのを使っていた事を知らなかったのと、そのサイズが純正がM6に対してEEはM8だというのも知らなかったのである。その為、新しいクロトレのスキッドプレートを外したあと、EEのを取り付けようとしたら、付けられなかったのだ。
 困った事に、クリップナットという部品は、そこらのホームセンターには売っていなかった。M6のは現物が目の前にあるからどんな物か分かるが、M8のはどんな物か見てもいなかったので分からなかった。幸い、過去に撮りためた写真の中に、M8のクリップナットが見えている写真があり、大体の見当をつけてAmazonで取り寄せる事が出来た。ただ単にボルト留めするだけのパーツであっても、作業を見てないと分からない事が出てきてしまうという事である。

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これがクリップナット
純正のスキッドプレートにもM6サイズが使われている

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こんな感じで取り付ける


 次にヘッドライトカバー。これも前のクロトレから引き継いだもので、新しいクロトレにもつけるつもりで、あらかじめライトカウルからヘッドライトを抜いといて貰ったのだが、ヘッドライトをライトカウルに取り付けるネジがなかった。前のクロトレを売りに出す際に、カバーとヘッドライトを交換して、その時にもともと付いてるネジを使ったのだが、どんなネジだったか記憶がない。パーツリストを見ると、ネジだけでなくワッシャーも書いてあって、そんなんあったっけ?と混乱した。
 いい加減なネジ使うわけにもいかないので、富山にも問い合わせをしたが、ネジのことだけに返事がすぐ来ない。結局、クロトレ乗りの知り合いにヘッドライトを見てもらい、ただの4x12のトラスタッピングである事が分かり(ワッシャーは使ってない)、ホームセンターで調達して事なきを得た。
 これらは、決して大事(大切という意味でなく、小事に対する大事)な事でないが、些細な事でも知っておく必要はあるし、知らないと混乱するという経験になった。まぁ、何事も経験であろう。

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60番のワッシャーは実際には使われいない

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19モデルも23モデルも、ヘッドライトは同じものを使っている