今回、2023年モデルのBeta X-Trainer250を購入するに至ったのは、諸般突発的な事情があっての事で、その実、買い換えるつもりは2022年末時点ではまだ固まっていなかった。というのも、買い換えるための資金はまったく貯まっておらず、そもそも2019年モデルのクロトレの腰上O/Hの費用30万円しか用意してなかったからである。その為、購入にあたってはまったく貯金を崩す必要があり、そうするからには厳密な購入計画と監査を要すると考えた。また、年齢的にもおそらく新車を買う最後の機会となるのは濃厚である為、この趣味における会計的総決算としての記録を残そうと考えた。以下、その記録。
1)資産の部
まず、いくら貯金を崩し、資金を動員するかは、Beta Motor Japanに記載されている希望小売価格、配送料、そして前のクロトレでかかった部品や工賃の代金から類推して、以下の様に予算を立てた。
車両価格1,087,900円配送料金13,200円納車整備40,000円艤装整備58,900円合計1,200,000円
これにパーツ代や予備を含めた30万円を合わせて、150万円を動員資金とする事にした。
次に、前のクロトレから外し、次のクロトレに流用しないパーツは、できる限り売却し、その売却益を費用の補填にする事を考えた。当初は出来る限り流用する方針であったが、後発の性能の良いパーツが出ていたり、結局交換した方が良いと考えるパーツが相当数にのぼり、80%くらいのパーツを買い換える事となった。従って売却したパーツも増え、それにともない売却益も相当金額になった。最終的には2万5,400円となった。
新車購入決定から納車までは、約5ヶ月の期間があり、その間に十分時間をかけてパーツを集める事が出来た。パーツは出来る限りヤフーショッピングを活用し、それで付与されるPayPayポイントを次の購入に活用する事にした。これは極めて大きな金額となり、結果的に部品総額の40%近い金額になった。ただし、部品購入だけでなく、その他の購入で付与される分も含まれている。最終的に集まったポイントは4万8,552ポイントで、その内、パーツ購入に充当したのは3万352ポイント、1万8,200ポイントは他に転用したため、現金で還付した。
資金動員は、購入を決心し、注文が通った1月時点で貯金を崩して行ったのだが、上記の通り納車までには相当な時間がかかる事が予想されたので、楽天銀行の1ヶ月満期のお引越し定期預金に預け、わずかではあるが309円の利息を得た。
最後に、前のクロトレは新車購入を決心したと同時に売却を決めた。個人的な伝手では買い手が見つからず、ヤフーオークションに出品した。オークション利用料として8.8%引かれるのを見越して50万円得られる様に55万円即決で出品し、幸いに落札された。送料は落札者負担なのでこちらの持ち出しはなし。結果、クロトレの売却益は50万1,600円であった。
2)負債の部
車両本体の費用はBeta Motor Japanのサイトに載っているので分かるものの、納車整備やその他の工賃はその時になってみないと分からないので概算して費用を取っておき、予備の費用(実際には腰上O/Hの費用)から立替払いする格好で、その他のパーツや物品を先行して購入した。
今回特筆すべきは、車両だけでなく、ヘルメットやウェアもイメージチェンジのために買い換える事を決心し、それらも含めた計画にした。
ヘルメットに関しては1月時点で購入を決心し、5万9,950円であった。
ウェアは、新作の発表が春先であった事、パーツ代でいくらかかるか不透明であった事から、一番最後の購入となった。また、国内では入手が難しかったため、BTO Sportsから個人輸入をした。そのため、輸入関税と地方消費税が5,400円かかった。それらを含め、ウェア代は5万4,320円であった。
パーツは合計で26点に上り、1月から購入を勧めた。可能な限りヤフーショッピングの「5のつく日」を活用してポイントを多く獲得する様にし、それらポイントは最終局面で一気に投入して、いくつかのパーツを実質無料で調達する事に成功した。パーツ代として支払った金額は、9万5,269円であった。
資産の部で述べたPayPayポイントの3万352ポイントは、ヤフーショッピングで調達したパーツとウェア代に投入された。パーツ代とウェア代の販売価格は、それぞれ12万4,255円と5万5,686円、合計17万9,941円であるが、ポイント3万352ポイントを差し引くと14万9,589円で、パーツ代とウェア代の実際に支払った金額は、上記の通り、各々、9万5,269円と5万4,320円である。
車両は、本体価格に関してはサイトに書いてあった通りであった。ラジエターガードの取り付け、前後タイヤをブリヂストンに交換してもらった関係で、艤装整備費は若干オーバーしたが、配送料がなくなったのと、納車整備代が若干安くなったため、全体としては予算をオーバーする事はなかった。具体的には、車両本体98万9,000円、納車整備3万3,000円、艤装整備6万3,300円、これら消費税10万8,530円。合計119万3,830円であった。
3)純資産
動員した資金150万円とその利息309円、車両売却益50万1,600円の合計200万1,909円から、車両代金119万3,830円、ヘルメット代5万9,950円、パーツ代9万5,269円、ウェア代5万4,320円の合計140万3,369円を差し引いた残高は59万8,540円であった。その中から、TT-R125のリム交換工賃5万5,316円を抽出し、54万3,224円を動員資金に還付した。また、部品売却益2万5,400円とPaypayポイント流用分1万8,200円を合わせた4万3,600円は購入立替金となったO/H費に繰り込んだ。