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 先日のモチュールカップで、新しい伝説の一ページを飾った訳だが、この動画で問題なのは崖落ちした事ではなくて、スタートで一列目から発進したにも関わらず二列目に抜かれている事だ。これには理由というか原因がいくつかある。
 まず、エンデューロは長丁場だから最初から気張ってたのでは後がもたない、というのがある。次に、スタートでいくら気張っても、1コーナーでトチくるったり貰い事故に遭ったりで、出鼻を挫かれる事が多いから慎重になる、というのもある。そもそもスタートがトロい上にスタート練習もまともにやった事がない、というのもある。更に言えば、競争する事よりも走りきる方に比重を置いてたりするから、余計
スタートではそこまで気合いれてないという感じである。
 まぁ、JNCCとかWEXとか、参加者の多い(というかまず表彰台には縁遠い)レースではこんな感じでやってきたのだが、モチュールカップみたいに少人数のレースでは、これではいかんなと感じた。ご覧の通り、モチュールカップのスタートはモトクロス的なのである。実質的にはモトクロスだと言っても良いと思う。先生も言ってたけど、最初の1時間か1.5時間くらいは全力で走らないかんのだ。
 といっても、これまでの自分は、とにかく2.5時間走りきれるかどうかの方が問題で、それどころではなかった。それがクロトレに乗り換えて事情が変わった。エントリー数の少ないBクラスなら、頑張れば年間チャンピオンを狙えるかもしれないと思う様になったのだ。だったら、このスタートの仕方はよろしくない。大いに改善する必要がある。
 技術的精神的な問題は、実際に走りこんで改善していくとして、機械的な改善としては、スロットルカムシステムのカムをx200から純正同等のx100に変更した。これはノーマルではアクセル開けた時のドンとくる感じをロースロにする事で改善するアイテムで、CRF250RをX化した時から採用していて、2stであるX-Trainerに乗り換えた時も重宝した。
 しかし最近、ノーマルのままのクロトレに乗っても別に開け始めが怖いとか忙しないと感じる事がなくなっていたのと、ベストテクスクールだとやっぱりモトクロス的に乗る感じになるし、モチュールカップでは他のエンデューロみたいにヤヤコシイところを走らされたりする事も少ないので、だったら飛び出しの良いアクセルの方が良いと判断したのだ。
 試しに、うちの前で少し乗ってみたが、x200よりもピックアップが良くて気持ちが良い。それでいてタイトターンはクロトレらしい粘りの良さでゆっくり回れる。これなら大丈夫そうである。まぁ、クロトレに乗り換えて4年、2stにも慣れたって事なんだろう。次の休みでスタート練習をやってみよう。