イワイサーキットのMXコースが軽いモトクロス練習に向いているという事で、久々にジャンプの練習とかして、昔やってた事を徐々に思い出してきた。というか、一度習って身についた事というのは、案外覚えているもんだな、と思う。あの時と今の違いは、バイクが決定的に乗りやすく、操作しやすく、信頼性が高まっているという事だ。言い換えれば、あの当時に欠けていたのは、そうした部分だったのだ。

 そこで、ベストテクスクールを受けてた時の動画を見返してみた。この動画は2012年2月、バイクは全く調整してない2012年式のCRF250Rである。ジャンプの踏み切りが非常にあまく、エンジンの音も飛び出した時に「ファファーン」とお釣りが来ている。アクセルの開けが少なく、それでも飛ぼうとして長く開けてる。斜面の乗り面に合わせてアクセルを開けてない。一応飛べているが、飛んでる本人は安定感がなくて、必死のパッチで飛んでるという感じだ。

 これは2013年10月。ジャンプの踏み切りで、ファファーンとお釣りが来ない様になっている。しかし、まだアクセルワークにメリハリがなく、コーナーを立ち上がってからの加速ももう一つ。ジャンプの乗り面でのアクセルの開けも足りない。どっちかというと、惰性ジャンプになっている。

 これは2014年8月の動画。だいぶ良い感じになってる。コーナーの立ち上がりからの加速も、ジャンプの乗り面に合わせてアクセル開けるのも、ちゃんと出来てる。2009年から習い始めて、5年経ってようやく習った事が理解できてきた様である。

 今から見返せば、年々上達して来ていると思うのだが、当時は全然そんな風に思えなかった。というのも、レースというのは結果で物事が判断されるので、いつまでも上位に上がっていかない自分は、上達してるどころか、「やる意味あるのか?」くらいにまで卑下していた。今から考えれば、勿体無い考え方をしていたものである。というか、はやる気持ちに結果が全く追いついてなかったという感じだった。まぁ、実際の本番では、こんな走りだったのだから、仕方ないとも言える。


 習った事が出来てる、と実感できる様になったのは、バイクの方を弄る様になってからだ。足が付くだの、低速でトルクがあるだの、どんな坂でも登るだの、そうした「乗りやすさ」を付加できる様になって、初めて習った事が出来てるという実感を持てる様になった。そして、その時になって、自分がこの趣味で目指していたものは、なんであったのかという事も再認識できる様になった。
 ベストテクスクールに通い始めた時、多くの人から誤解されてたのは、「表彰台の頂点に立つために通ってるんでしょ」というものであり、「そのためには、色んな人の教えに耳を傾けるべき」とか、そんな雑音も多いにあったのだが、ことの始めはそういうのが目的でなかった。要するに、気持ちよく、楽しく、安全に乗る為にはどうしたら良いのか、という事だった。その為に乗り方を習う必要があったし、バイクを乗りやすくする必要もあったのだ。そのあれやこれやの苦悩の中で、こうやって、成果も上がっていたのである。
 その事を、改めて感じている今日この頃である。


エンデュランサーに改装されたCRF250R(X)で
ベストテクコース市貝を楽しく走る
こういうのがしたくて始めたんだよな