2020-12-18 09.21.39
 自分が初めて「猫」という生き物を知ったのは、小学3年の時だったと記憶している。オカンがどっからか白地の多い三毛の子猫を拾うか貰うかして飼う事になったのだ。オカンは子供の頃から猫を飼ってたので(当時はペットではなく、ネズミ捕りの益獣として)、ネコの扱いはよく知っていて、猫の触り方、抱き方、猫がされたら嫌がる事などを、いちいち自分と妹に教えていた。猫の原則的な扱い方は、この時学んだと言って良い。
 今でこそ、ネットなりYoutubeなりに猫の抱き方が紹介されているが、当時は親から習う以外に、こうした事は経験のしようがなかった。また、画面で見てるだけでなく、実際に猫の現物を使って習うので、理解もしやすければ慣れもしやすい。間違ったやり方したら、その場で怒られる訳であるから、間違いようもない、という訳だ。以来、猫の抱っこで分からない事はない。
 ところが、こうした経験がない人は、猫の抱っこが案外下手くそである。中には抱っこするのが怖いなんていう人もいる。馬に乗った事ない人が、馬に乗るのを怖いと感じるのと同じ様なもんかもしれない。慣れてる人はどういう事なくても、そうでない人にはハードルが高いのだろう。うちの嫁はんもその一人で、みりんが抱っこして貰いたくて擦り寄って行っても、テーブルの上で抱え込むだけで抱き上げはしない。まぁ、体重8kgもある奴だから、重たいには違いないのであるが、デカくたって抱っこして欲しい時は抱っこして欲しいので、寂しそうな感じにしてるのだ。
 では、その嫁はんに抱っこしてみろ、というと、両腕を猫の腹の下に差し込んで、フォークリフトみたいに持ち上げたりする。これでは猫も不安定だし、第一、腹がキツくて、すぐ降りようとする。上手く抱けないから余計抱っこしたがらない。そうこうしているうちに、抱っこするの嫌、と言い出す始末なのだ。
 大抵の猫好きな人は、猫は抱っこしたいものだし、抱っこ好きな猫はいうに及ばず、抱っこ嫌いな猫でも抱っこしたいものである。してみると、嫁はんは猫を抱っこしたいほどには、猫が好きじゃないのかもしれない。まぁ、この辺りは別に強制する事でもないのでどうでも良いが、やっぱり子供の時に触れ合っておくとか、地道な練習というのは大事なんだな、と猫の抱っこだけでも感じる。

2020-12-17 20.36.32
かぼすは実は抱っこ嫌いな猫である