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 「どっかに助けて欲しそうな白い子猫落ちてないかな」と書いたら、大きめの猫を勧められて、まぁお断りしたんだが、それなりに理由がある。というのは、ある程度成長した猫同士は、なかなか打ち解けないのを経験的に知っているからだ。結婚直前に嫁はんが逃したシロがそうで、ウチに上げた時は生後半年くらいで、お世話好きのみりんには威嚇するし、実姉のかぼすにはヤキ入れされるしで、結構可哀想だった。
 そのかぼすは、生後2〜3ヶ月の、乳離れ直前くらいにウチに上げた。まぁ、ぶっちゃけ、まだ右も左もよう分かってない様な年頃である。最初のうちこそ、おどおどしてたが、みりんはお世話好きな性分なので、すぐに慣れて仲良くする様になった。それくらいでくっつけるのが一番良さそうである。
 他の子猫はどうなのか知らないが、かぼすは気散じな猫で、ウチで飼う事した日の晩には、みりんに飛びかかってじゃれついていた。みりんはというと、それまで子猫っぽかったのに、一気に大人びて子猫らしさを見せなくなった。この変化にはびっくりした。立場というのが、猫の性格も変えてしまうのかと思ったくらいである。
 あれから8年、みりんは10歳になり、かぼすも8歳になったのだが、今でも仲良く暮らしている。かぼすの図体もでかくなって、みりんが一方的にお世話する、という事もなく、むしろみりんがかぼすの腹に顔埋めて寝てたりする。みりんはどんな人に対してもフレンドリーな性格してるのだが、みりんの仕草をみて育ったかぼすも、他人がウチに来ても逃げ隠れせず、みりんと一緒に出てくる。みりんの良い性格を受け継いだというわけだ。
 もし、次に子猫を拾うなり貰うなりするとしたら、自分にとってもおそらく最後の猫になると思うのだが、それよりも、みりんが元気なウチにもらって来て、みりんの良い性格を受け継いでもらいたい、と思うのである。

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力弱いクセに喧嘩うって、ヤキ入れられるかぼす
(2012年)