2020-11-18 11.48.07
 前住んでた賃貸マンションには、猫好きな人が多かった事もあってか、野良猫がよく集まってきて、ご飯をお貰いしてた。タマとハナの2匹のメス猫は、毎年子猫を産んで、タマの子のかぼすとシロは自分が拾って飼ったくらいである。つまり、猫が欲しい人にとっては、里親募集とか譲渡会とかやらなくても、子猫が手に入りやすい環境にあった。
 さて、今住んでるところは、元高級住宅地の閑静なところである。「元」と銘打ったのは、住民の大半が隠居した年寄りで、昔は高級取りだった人らだからだ。今も立派な家ばっかなのであるが、日中はほとんど人が出歩いていない。車の通りも少ない。静かなのを通り越して、ちょっと不気味な感じもする。まぁ、年寄りが多い町というのは、こういうもんなんだろう。
 そんな訳で、野良猫の数も少ない。ウチの近所では、尻尾の短いトラ猫のボブと、今回紹介するマーブルの2匹だけである。一体、どうやって暮らしているのか分からない。漁るべきゴミ箱も外には出てないし、ゴミ捨て場は生ゴミの日はネットかける習慣だし、餌やりをやってる人も見かけない。カスミ食って生きてる訳ではないと思うので、何らかエサにはありついているのだろうが、限られたエサの量では、野良猫2匹が生きていくのがウチの近所では精一杯なのかもしれない。
 さて、そのマーブルであるが、自分は日中は仕事に行って24時間の半分はウチに居ないのでたまにしか見ないのであるが、ウチの庭は縄張りらしくて、よくやってきてウンコやオシッコをしていくらしい。まぁ、畑を作ってる家は、高級住宅地だけにウチだけで、そりゃウンコオシッコしやすいのであろう。猫のションベンは草花を枯らすというが、雑草は元気に生えてるので、案外噂通りではないのかもしれない。
 ところで、このマーブル、オスなのかメスなのか分からない。股のところに模様が入っていて、しかも尻尾下げているので、タマがあるのか分からないのだ。しかし、去年の春過ぎ頃、隣の家の茂みに、可愛らしい子猫が4匹いたところを見ると、マーブルはもしかしたらメスなのかもしれない。その子猫はどいつもすばしっこくて、人に慣れる感じじゃなかったし、親の姿も見えなかったので確証は持てないが、野良猫が暮らすには少々難のありそうなここでも、野良猫はちゃんと生きてるんだな、と感慨しみじみだった。

2020-11-18 11.47.55
マーブルが通りがかる度にみりんが反応してるらしい