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 今の家に引っ越した当初は、今より元気だったのか気持ちに余裕があったのか忘れたけど、毎日、仕事から帰ってから、庭で飯盒炊爨をしていた。まぁ、2015年に日本飯盒協会を立ち上げてから、毎晩、飯盒で飯を炊いていたので、その習慣が残っていたのだろう。それもあって、薪の調達には色々気を配り、ジモティーで廃材を貰ってきたりもしてたし、ゴミ捨て場に庭木の枝が捨ててあれば、こっそり貰って帰ったりもしてた。
 しかし、毎晩ウチに着くのが2400時前と遅く、予め嫁はんに米研いで水に漬けさせておいたとしても、飯が炊き上がるのが0030時すぎ、飯食い終わるのが0100時過ぎと遅く、そんな事もやっておれなくなって、気がついたら庭で飯盒炊爨するなんてのは、とんとやらなくなっていた。飯盒で飯を炊くのは、暇のある時にリビングでガススト使ってやるか、レースの前夜祭にやはりガススト使って炊くか、どっちかくらいしかしなくなっていたのである。
 まぁ、飯盒使ってやりたいと感じた事は、おおよそやり尽くしてしまって、やりたい事が思いつかなくなった、というのもある。ましてや結婚して、料理は専業主婦たる嫁はんの職掌範囲となってからは、「独身者の友」飯盒の出番は、実質的には家の中ではなくなったのだ。
 その様な訳で、家の裏に溜め込んでたゴミ捨て場から拾ってきた雑木は、いよいよタダのゴミになってしまった。久しぶりに見に行ったら、虫でも食ったのか、おがくずみたいなのも湧いていて、このまま放っておいても汚らしいので、金がなくて暇が出来たのを幸いに、全部燃やしてしまった。直径70mmくらいの太いのもあって、燃やしきるか心配だったが、偉いもんで少しずつ減っていって、最後には跡形もなく灰になった。
 今住んでる家の良いところは、庭が広くて、ファイヤーボックス程度の焚き火なら、自由に楽しめるところである。しかも敷地面積が広く、隣の家屋とも接して無いので、煙で隣家に迷惑をかける心配も少ない。ぶっちゃけた話し、別にキャンプ場に行かなくても、キャンプしようと思ったら出来るのである。実際に、そうやって遊んでる家もあったりするのだ(子供が小さい家など)。まぁ、先述のとおり、でかい家に住むために、職場から遠い所に引っ越さねばならず、通勤で自由時間が確実に2時間は減ったので、そんな風に遊んでもおれなくなったのは皮肉な事であるが。

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焚き火で炊いた飯はどうして美味いのだろう
科学的に証明されているのだろうか