syourai_sekkei_man
 前回の続きである。2019年と2020年の帳簿を、出来る限り正味財産増減表に近い形で組み直す作業をしてみたのであるが、現金主義(今あるお金がどんだけ増えたか減ったか)の帳簿から、簿記チックな表に直すのは、かなり骨が折れた。やってみて分かった事だが、帳簿というのは会計のルールに従って付けていかないと、いざ分析する段になって非常にややこしい事になる、という事だ。簿記というのはそのルールなのだが、自分を含め、多くの人がそんなルールを知らずに家計簿つけてると思う。自分のお金の動きを何となく知ってる程度ならそれで良いが、細かく精査して、しかもそれを後々に残すとなると、これではダメだ、と感じた。
 前置きはそのくらいにして、今回、あえてこのややこしい作業をした理由は、こうである。実家の親父は今年77歳で、あと3年したら80歳である。まだまだ元気にやっているが、流石に80歳となれば、介護の事を考えておかねばならない。親父だけでなく、オカンもいるし、嫁はんのお義母さんもそれに続く。つまり、今みたいに悠長に遊んでられる経済的時間的余裕はなくなるはずである。誠に遺憾ながら、今やってるオフロードの趣味は、大きな制約を受けるに違いない。「違いない」と漠然に考えているのではなく、具体的に現状でどれだけの資金を消費し、それをどの様に補っているのかを把握しよう、というのが、今回の調査の主旨なのだ。
 調べた結果、分かったのが、以下の数字である。具体的かつ詳細には書かないが、ざっくりこんな感じである。

  支出 収入
2019年 997,000 754,000
2020年 495,000 694,000

 支出というのは、バイクの整備代、部品代、レース遠征代、コース走行料、車中泊装備の合計である。収入というのは、ヤフオクの売却益やアフィリエイト収入、実家からの小遣い、月々積み立ててる予備費が主である。去年は大幅に超過しているが、足りないのはそれ以外の予算を浮かして補填しているのである。今年は逆に収入より少ないが、浮いた分はトランポの艤装などの費用に回している。去年より今年は少ないのは、コロナの影響でレースにあまり行ってないのと、他に入り用が多くてセーブしているからである。
 予算、といっても、その場にある金を動かしているので、年間予算という意味ではない。だから、その場で必要な金を動かせるだけ動かしているので、その意味では超過もへったくれもないのであるが、一つ言えてるのは、貯金を取り崩したりはしてないので、月々の収入の範囲で趣味もやっている、という事だ。見方を変えると、こうした趣味をやらなければ、これらのお金が浮く、という事である。

 親の介護を想定するならば、今のうちから、ここらをセーブして貯金していく必要があるのであろうが、何せ親に「ボケてヨボヨボになったらどーすんねん」といった事を言わねばならぬ話しなので、ちょっと言いにくい話しでもある。この辺り、妹者の方がズバズバ物を言うので、まずは妹者と相談するか、とも思っているのだが、まぁ、今のうちからやった方がいいんだろうな。
 ついでにいうと、猫らも10歳と8歳で、いい加減高齢である。かぼすに至っては、そろそろ歯石を取った方がいいと言われたが、それが5万も掛ると言う。みりんもとなると、10万円である。必要と分かっている以上、そのつもりはしておかねばならないし、取り分けるなり積み立てるなりの準備が必要である。
 という訳で、来年のレース活動は、やや抑えていくほかなさそうである。





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