昨日のWEX勝沼である。今回は珍しくセクションスクールに参加した。前の日走ってバイク汚したり、ウェアが汗臭くなったりするのが嫌なので、このところ、前日は走らない事にしてたのだが、それをおして出たのは、勝沼が実質的に今年の最後のレースで、最後の最後くらい、まともにPV作れる絵が撮れる走りがしたかったからだ。
 そのセクションスクールの中身はさておくとして、ちょっと気が付いた事があった。ちょっとではあるが、結構大事な事である。気が付いたというか、忘れていたといっても良いかもしれない。というのは、登り坂でアクセル開けた時に、体が遅れている事に気が付いたのだ。登ろうとアクセル開ける→体が遅れる→遅れない様にする→体が疲れる。あるいは、アクセル開ける→体が遅れる→腕が伸びてアクセル操作に自在性がなくなる→アクセル閉じてしまう。といった具合である。
 坂であれ平地であれ、加速する時は前から加速Gが掛かるので、加速に遅れない姿勢を取り、加速GをB方向にベクトル転換する、というのがベストテクの基本である。まぁ、それはこれまでもやってきた事であるが、どうにも今年は何かしら疲れやすく、体が持たない感じでずっとやって来た。バイク以外にも原因はあるのであろうが、去年よりも下手になったのはどういう事か。その原因に、ちょっと気が付いたのだ。
 Beta X-Trainerは、4ストしか乗った事のない自分でも乗れる2ストではあるが、やっぱり2ストなのである。加速感、加速Gは、2スト的なのだ。つまり、これまで乗って来た4ストのバイクより、やや前に座るくらいでちょうど良い感じなのである。試しに本番で、意識してシートのリブ1本分くらい前に座る様に心掛けたら、登りがかなり楽になった。少なくとも体が遅れる事はないし、アクセルを開け損ねる事もなかったのである。
 気が付いてみれば、ちょっとした事なのだが、やっぱりエンジンの構造が違うバイクは、乗り方も若干違うものなんだな、と体感した。

2020-10-04 10.55.53
ケツの跡から、4ストの時より若干前めに乗ったのが分かる