2020-08-07 10.21.57
 「みりんがトイレ以外でウンコする問題」である。最近の傾向として、みりんがウンコしそうな時は、無駄吠えならぬ無駄鳴きみたいに、やたらやかましくニャーニャー鳴き始め、そして徐ろにウンコを気張る様になってきた。ウンチングポーズを取り始めたら、無理にトイレに抱えて行かず、すぐさまトイレットペーパーを広げてウンコが着弾しそうな所に敷き、夫婦共々、みりんがウンコするシーンを見物する、といった流れである。自分らが居ない時に、人知れずウンコされるよりは、目の前でされた方が対処もしやすいのだ。さらに言えば、カーペットの上やソファーの上(ここにはボロいタオルケットなど置いて、ソファーカバーを保護している)など、トイレットペーパーからはみ出た時に洗わねばならぬ所よりも、むしろ消毒液で拭けばオッケーのテーブルの上でされる方が遥かにマシ、という事になっている。つまり、みりんは夫婦のまさに目線の目の前で、ウンコを気張るのである。
 全くトイレでウンコを気張らなくなった、という訳でもなく、オシッコは今でもちゃんとトイレでするし、ウンコも気張る事がある。そんな時は、会話も止まってみりんがウンコこくまで注視する様になった。おかしな話であるが、みりんのウンコが、夫婦の時間を止めるのである。と言っても、やっぱりトイレではあまり落ち着かないのか、出ても少量である。大抵はその後、ウンコフィーバーで走り回ってる際中に、ソファーの上でメイン糞を気張る(嫁はんがダッシュしてトイレットペーパーを広げる)といった感じである。
 しかしまぁ、曲がりなりにもウンコが出てるなら、みりんの健康的にはそれで良しであるし、朝起きてきてウンコされてて嫁はんが朝から機嫌悪い、というのよりも、目の前でされる方が(なぜか知らんが、その場合はどうしても笑ってしまう)夫婦和合にも良い感じになっている。「猫を遠ざけるよりも、魚を遠ざけよ」という言葉があるが、我が夫婦はみりんのウンコ問題を、これでベストとは言えないが、出来るだけベターにしたという訳だ。猫と人の幸せの構築は、知恵のある人の責任である。