「100万掛けてスクール通ったのがその走り?」
と言われて気に病んでた頃の自分の走り

 誰に言われたのか知らないが、嫁さんが「もっと速く走る練習をした方が良い」と言われたらしい。それを自己肯定感の極めて低い嫁さんは、「邪魔だからもっと速く走れ」と曲解し、ひいては「自分は邪魔だから(コースを)走らない方が良い」とか「のんびりゆっくり走りたいのに」と言い、二言目には「バイク乗るんですかぁ(嫌ゲー)」という態度を取る。何のかんので大枚を支出してしまってる自分にとっては、甚だ迷惑なアドバイスである。
 自分は別に嫁さんに「速く走れ」と言った事は一度もない。バイクなどアクセル開けたら前に進むのだから、危なくないと感じたらいくらでもアクセル開けれるもんである。その「危なくない」という基準は、経験や練度、性格などによって人それぞれである。危なくなく、安定的に、安全に乗れれば、それで十分だと思うし、まずそれが出来ない事には、速く走る事だって出来ないと思う。自分がモトクロスやってる時に、スクールのある先輩から言われた事は、「別にジャンプ飛ばなくても良いじゃん。車速が上がったら、放っといても飛べるようになるよ」という事だった。ジャンプを飛ぶ事ありきではなく、安定安全に巡航速度を上げていくのがモトクロスなんだ、という事である。(逆にいえば、巡航速度も出てないのにジャンプ飛べる訳ないじゃん、という意味でもある)
 モトクロスやエンデューロは、速さを競う競技である。自分も含め、それを志向している人は、「速さ」を求められるのは本質的な事だと理解している。しかし、嫁さんは別にレースを志向している訳でなく、「自分の地所の山を走って山菜採りたい」というのが希望である。ただ、その地所は岩手県なので早々行く事は叶わず、二輪免許も無いから近県の山に行く訳にも行かず、もとよりオフロード走行の経験が乏しく、いきなり山走れって言われても無理であるから、エンデューロコースで練習しよう、という運びになっている。つまり、「速く走る事」は本質的な事でない。
 無論、「速く走れない」のと「速く走らない」のでは根本的に違うし、速く走れた方が進歩や達成感などもあって楽しいと思う。ただ、「目瞑ってアクセル全開にしろ」みたいな蛮勇はすべきでない。安全安定に走る事が第一、その次に状況に合わせてアクセル開けたり、ノーブレーキで降ったり、そういう意味での技術が加われば、その先には「もっと速く走る練習」があるだろうと思ってる。


上の動画の前のヒート
これでは速くも走れないというもんだ
(結果、鎖骨亜脱臼)