2019-12-21 21.31.14
 Beta X-Trainer購入に合わせて売却の話しを進めていたCRF450RXを、今日、引き渡してきた。2017年7月から約2年半。エンジン稼働時間は34時間。2年半所有してた割には、稼働時間が短かったのは、去年の三宅島でパルスジェネレーターが溶解して停止し、その原因を突き止めるまでに半年ほどかかったからであるが、その一方で、とみに今年に入ってからこのバイクに乗るのがしんどくて敬遠する向きもあったからでもある。
 結果的には、このバイクは自分には、文字通り荷が「重かった」のかもしれない。自分が走るレースで450である必要は全くなかったかもしれない。結局のところ、450の良さ、必要性、そうしたものを全く活かせず引き出せずに終わった、という事に表面上はなると思う。おそらくは、X化したCRF250Rが正解だったのだろう。
 しかし、個人的には。これはこれで良かったと思っている。そもそもこのバイクに乗ろうと思ったのは、「一生で一度でいいから450に乗ってみたい」という気持ちからであった。それでもCRF450Rに乗る勇気もなければ、既にモトクロスはやっていないから、その必要もなかったのである。そこへ“エンデュランさー”のCRF450RXが登場し、Motoshop TOYZがCRF250RをX化した実績によって、自分でも450に乗れる可能性が生まれた。おそらく、これがなかったら、450には一生乗らずに終わっていたのだと思う。 450といえば、オフロードレーサーの一番上のバイクであり、これを乗りやすく改装したバイクは、おそらくこの趣味での最後のバイクになるだろう予感を持っていた。しかし、Beta X-Trainerに乗った事で、「トレールやモトクロッサーを改装した仮装エンデュランサーでは、正規エンデュランサーに及ばない」という事を知る事になった。すなわち、終わりではなく、むしろ始まりであった。
 このバイクは、XR250、XR230、CRF250Rと営々続けてきた「乗りやすいバイクをどう作るか」の最終形態であり、その経験の個人的到達点だった。そうした流れがあって、初めてクロトレの良さが分かったのである。この10年は決して無駄ではなかったのだ。