homeless_furousya

 『風の谷のナウシカ』はみんな知っていると思うのだが、とある論評で、主人公のナウシカが「臭い」に対して相当強力な忍耐力を持っている事を指摘している人がいた。あの物語に出てくる蟲使いという一団は、それは猛烈な体臭の持ち主(と描写されている)なのだが、ナウシカは彼らと平気で付き合っている。それ故に蟲使い達からも忠誠心を勝ち得るのだが、とかくナウシカは臭いものや汚いものへの耐性が強いらしい。聖女というのは、そういうものなのかもしれない。
 さて、今回の台風で問題になった、避難所のホームレスの受け入れ拒否。その理由について、臭い連中を入れたくなかった、という事を推測している人が沢山いる。例にして挙げると、
 といった具合である。この他に、犯罪について書いている人も居た。つまり、不潔なもの、禍々しいもの、そういった者と一緒に居たくない、という気持ちである。
 自分も綺麗事をいうつもりはない。何度がホームレースが電車に乗ってる場面に出くわした事があるが、猛烈な臭さでその車両には居れなかった。正直、腹が立った。おそらく、電車賃を払っているのであろうけど、他迷惑の度合いを過ぎたその存在を許す事は出来なかった。ましてや、こっちは通勤の最中である。自分を食わすために一所懸命働いているのである。同じ電車賃で、こんな苦痛を味合わされる理由はないのである。
 臭いというのは、デリケートな問題である。本人は至って気にならないから、タチが悪い。前に住んでた賃貸マンションの隣にインド人一家が越して来た時などは、一気にインド人が嫌いになった。別に不潔にしてる訳ではないのだが、香辛料だかなんだか知らんが、飯時になると猛烈にクッサい臭いが漂ってくるのである。
 綺麗事を書いた記事やツイートがゴマンと溢れているが、こうした現実にも目を向ける必要があると思う。好き好んでそうなった訳じゃいのであるが(←これも綺麗事)、そうならないように頑張っている人からしたら、上のツイートの様に、好き好んで臭い格好でいるのだ、と思われても仕方ない。こうした現実を踏まえた上で、一体どうしたら良いのか、考えていく必要があるのだろうな、と感じた。