2016年12月頃の金の値段はグラム4650円前後だったのだけど、今は4950円前後である。いっとき、5000円超えた時があったのだけど、それでも自分が買った時よりも300円も高くなっているのである。もっとも、現時点での買取価格は4870円前後だから、今売りに出せばグラム220円ほどの儲けが出る。売らないけど。
 あの時、どうして金を買ったのかと言うと、その年の秋に財テクが趣味みたいなもんだった父方のバー様が死んで、急に日本経済の先行きが不安になって、紙幣じゃなく実物資産が欲しくなったからだった。買った途端に急に興味がなくなってしまい、金のインゴットは仕舞い込んで見る事も無くなったのだが、よく年はどうした訳かラッキー続きで、「金は運を呼ぶ」ってのはホントかなー、なんて思ったもんだ。
 金を買おうと思い立った時、色々と調べたのだけど、その中で印象的だったのが、「金は買ったら、忘れるくらいが丁度いい」と言ってる人がいた事。実際、自分もそうなってるんだけど、上がっただの下がっただので、一喜一憂する様な性質のもんではないのだそう。確かに、金そのものは利息を生む訳でもないし、10〜20年スパンで値動きするもんだ。ちなみに、今から15年ほど前はグラム1600円くらいだった。その頃買っときゃなー、と思わないでもないのだが、済んだ事であるし、金というのは買おうと思った時が買い時なのだそうな。
 金を買って一番役立っているのは、何の気なしに金庫から出してきて、ニヤニヤしながら眺める事だと思う。小なりといえども、やっぱり金なのだ。自分が金持ちになった気分になるし、何がどうなっても、これだけは厳たる資産、自分の底力なんだ、という気になる。つまり、自信だな。これって、大事なんだと思う。自信こそは、自分が持ってるあらゆる意味での根源的な力だと思うから。まぁ、それが目に見える形で存在してるのが、自分の場合、金のインゴットという訳だな。