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 自分がシーチキン、すなわちツナ缶を初めて食べたのは、小学校3年か4年の頃じゃなかったかと思う。もっと前に食べてたかもしれないが、記憶に残ってない。初めてシーチキンを食べた時の感想は「カスカスして嫌」と言うものだった。おそらく、身が塊になってるソリッドタイプを食べたのだろうと思うが、ソリッドタイプは今でも好きではない。味でなくて、食感の問題である。
 長らくたにし家ではソリッドタイプが使われてたのだが、そのうち、フレークのが出てくる様になった。すると自分の評価も大きく変わった。そのままでは相変わらず味気がないが、醤油かけたり塩ふったりしてご飯と食べると美味い事に気が付いたのである。特に油が美味いのだ。今でこそ、ご飯にバターだのマーガリンだのを乗せて醤油かけて食べる、なんて食べ方が広く知られる様になったが、昔はご飯に油かけて食べるなんてのは許されなかった。少なくとも親がいる前では出来なかった。その魅力に早々と気が付いた(デブだけに)のであるが、それが堂々と出来るのがシーチキンフレークだった訳である。
 ここで重要なのは、魚の身よりも油なのだ、と言うことだ。あの魚の浸かった油に醤油だの塩だのが混じると、美味いのである。ただ、油だけでは質素すぎて悲しいので、魚の身もあれば言う事なし、と言う訳だ。だから、あえて油を濾したのとか、オイル不使用のやつなんかは、論外である。それだったら焼き魚食べてる方が良い。
 最近、流石に健康のことを気遣って、ちぎったレタスに乗っけて食べることが多くなった。と言っても、醤油垂らしてるので、どこまで健康的かどうか定かではないが、醤油の染みた油がドレッシング代わりになって、美味く野菜を食べる事が出来るので重宝している。これにご飯があれば立派な独身飯なのであるが、最近は独身飯もなかなか食えない身の上である。