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 痛風とおぼしき足の痛みが激しさを増した木曜日の夜、アイリスオーヤマから「密閉PV BOXカギ付 460」が届いた。玄関まで取りに出るのに難儀したが、頼んでいた物が届くのはウレシイものである。しかし、段ボール箱の中身を取り出してみて、少々意外だった。というのは、もっとデカイ物を想像していたのだが、思った以上に小さかったからだ。まぁ、考えてみれば、容量30リットルであるから、それほど大きくはないのである。それでもチェストプロテクターが上に載るくらいの大きさを予想していたのだ……。
 そもそも箱嫌いで通っていた自分が箱を買う事になったのは、富士ヶ嶺の練習の際に雨天時の荷物の防水が必要である事を痛感し、その時一緒に参加していた人で、TANAXのタフザック60を使っている人がいて、それにインスパイアされて自分も買ったのであるが、いざチェストプロテクターを入れてパッキングしてみると、ジャガイモ袋みたいに収まりが悪く、しかもキャリアに積むにあたってはチェストプロテクターが歪むんじゃないか、と思えるほどショックコードを絞らねばならず、しかもバッグが前のめりになって固定される、という不具合が出る事が判った。さらには、途中でバッグの中に物を入れたり出したりするのに、一々ショックコードを外さねばならず、意外とこれが面倒であった。同じTANAXのフィールドシートバッグや、ラフ・アンド・ロードのAQA DRYサイドバッグなどで、縛着を外さなくても中身を取り出せるのに慣れていたので、面倒に感じて仕方なかったのである。
 しかし、決定打になったのは、椅子が必要だと感じる様になったからだ。キャンプツーリングの場合は、テントを張るまで腰を落ち着けるというシチュエーションがなかったので、椅子がそれほど必要ではなかった。あれば便利に違いないが、折り畳みといえ荷物になる椅子をあえて持とうとは思わなかった。しかし、エンデューロでは待ち時間や休憩時間などもあり、その間、立ちっぱなしという訳にもいかない。という訳で、椅子を調達する事になったのだが、その時、とある人から勧められたのが、アイリスオーヤマのRV BOXだったのである。
 このRV BOXの利点は、80kgまでなら箱の上に載れる、という事である。つまり、椅子の代わりになるのだ。しかもアウトドア用の折り畳み椅子みたいに、ヤワではない。しっかり腰掛けられる。これはポイントとして大きい。もう一つ、ポイントとして見たのは、フタを開ければ中身がちゃんと見える事である。タフザック60は、言ってみればズタ袋な訳で、しかも底が深いので、中身がよほどしっかりパッキングされてないと、ゴチャゴチャになって物を探すのに難儀する。その意味では、さすがに箱だけに、収まりも良ければ、バッグが潰れてジャガイモ袋みたいになる事もない。
 RV BOXというのは、様々な種類が出ているのだが、その中で密閉RV BOXカギ付を選んだのは、この箱が明かにバイク用として開発された物であるからだ。この箱には、バイクのキャリアに搭載して固定するためのストラップの穴や、フタにカギが設けられている。この点だけでも選ぶに十分な条件を備えていた。ただし、この箱の容量では、チェストプロテクターまでは収納する事は不可能である。しかし、他のユーザーの写真をみると、箱にフックを増設してフタの上に荷物を載せたりしている。となれば、チェストプロテクターはこの要領でフタの上に載せればよい。どっちみち、レース中は雨ざらし泥まみれになる物であるから、移動中に雨に濡れてもどういう事はない。箱そのものは、密閉と銘打つくらいであるから、泥に汚れても洗車機で洗えばキレイになり、中身は濡れないはずである。
 取り敢えず、箱に物を詰めてみたが、レース用の装備なら十分入った。キャンプ用の装備は、40リットル分の装備なので、約10リットル入りきらない。これに関しては箱の外にバッグを付けるか、小型のサイドバッグで対応する他なさそうだ。早速フックを付けてみたが、なかなか良い感じである。