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 ラフ&ロードのサイドバッグと一緒に、シングル・サイドバッグも落札したのには訳がある。それは今までモンベルの3ウェイバッグのアウターポケットに入れていた車両用装備を、完全防水するために買ったのだ。つまり、あくまでリアバッグとして買ったのであって、サイドバッグとして使う気はさらさらないのである。
 その車両用装備は、KTCのメンテナンスセットと、エアポンプ、プラハンマー、ウエス、その他パッチやゴム糊のチューブなどからなる対パンク装備と、最近追加した前後タイヤチューブで構成されているのだが、かなりまとまった数と重さである。要するに、転倒してバイクが壊れたり、パンクした時の手当を目論んだ装備なのだが、実のところ、あまり出番がない。まぁ、出番が早々あっても困るのであるが、出番もないのにあれこれ重い装備を持つのもシンドイ話しである。
 タイヤチューブを追加したのは、出先のバイク屋で修理してもらう時に、チューブの在庫があると思えないので持ったのと、パンク修理をするくらいなら、チューブごと換えた方が良いかな、と思ったからだ。もっとも、パンク修理はおろか、タイヤ交換もやった事がないので、いざパンクしたら、自分ではどうにも出来ない可能性が大である。それでも、誰かにやってもらうにしても、道具と資材がない事にはやって貰えないから、装備している訳だ。
 しかし、だったらパッチやゴム糊や、プラスチックハンマーなどはいらないかなぁ、と思わなくもない。というのも、ハンマーは長いし、パッチ類を入れたケースは邪魔で、パッキングがやりにくいからである。パンクしたら、チューブごと交換(してもらう)、という風に割り切れば、装備を減らせる訳だ。ところが、先日の愛鷹山ツーリングでは、天気予報で雨降らない予報だからと、レインスーツを装備から外したら、雨に降られた。大体持ってない時に困る事態になるケースがあるから、うかうか装備を外すのは危ないのである。それ考えると、おいそれと減らせない。
 その愛鷹山ツーリングで、役に立ったのがエアゲージとエアポンプ。今までタイヤ圧を下げたり戻したり、といったマメな事はした事がなかったのだが、下げる方はともかく、戻す作業も意外に面倒でない(100回くらいポンピングすると、元の圧に戻る)という事が判り、だったら不整地走る時はマメに下げ上げすりゃええわ、という事で、これらは決して外せない装備になった。
 こんな具合で、何度かツーリングしてる内に、要る道具が決まってくるんだろうと思う。