バイク乗って林道とか行って、秋山とかの写真撮ってくる人のサイトなど見ていると、うやらましくて仕方なくなる。「じゃぁ、お前も行け」と言われたら、なかなか実行してないのであるが、やっぱりさすがに原付で下道オンリーで走るのでは、山に着いた時には疲れ果てているのが目に見えて判っているので、なかなか実行しない。
 そもそも自分が昔バイクに乗っていた時、一番活用したのはバイト先との通勤だった。箱崎のホテルに毎日ブロスで通っていたのだが、就職するとバイク通勤という訳には行かなくなって、月に2回の部活の行き帰りと、神保町あたりの本屋に行ったりするのに使うのが多くなる。ツーリングは、京都の実家に高速使って帰省したのが2回、その帰省中に丹後半島まで行ったのが1回、会社の先輩とデーキャンプに行ったのが1回、正月に犬吠埼に日の出見に行ったのと、無目的に奥多摩湖までツーリングに行ったのが最後。どこれもこれも、走るのが目的といって良いほど、行き先に目的のあまりないツーリングばかりで、写真1枚さえ残っていない(撮りはしたんだが、全部捨てて残ってない。勿体ないことした)。
 そんな体たらくだから、都内のサバゲーフィールドが全滅して、手賀沼方面に進出する事になり、移動は電車か車かのどっちかになると、いよいよバイクも乗らなくなった。ブロスの後を継いだクラブマンは、なんと新車で買ったのだが、人手に渡す半年前は全く乗らず、メーターも5000km行ってなかったと思う。そんなだから、もう二度とバイクには乗らないだろうと思っていたのである。それが今になって、また乗りたいと思うのだから、人生ってよく判らないなぁ、と思う。
 今回、新規に買うのは一向に構わないのだが、上記の様な経緯があるので、買ったとして、そうそう乗るかなぁ、と思わなくもない。まぁ、無ければそもそも乗れない訳であるが、50万円近くするもの買って、また全然乗らんというのでは、勿体ない話しである。しかも、買いたい買おうと思っている内に、季節はもうそろそろ冬である。ますます乗らんではないか(笑)。だったら来年の春まで待とうか、などとも思わない訳でもないのだ。
 もう一つ気がかりなのは、今は呑気なワーキングプアをやっているから、時間は取ろうと思えばいくらいでも取れるのだが、これが一旦職場に入ってしまったら、そうは行かなくなる。「やるんやったら今しかない」という気持ちもある。まぁ、乗ろうが乗らまいが、ズパンと買ってしまえば悩みはなくなるのだが、基本が貧乏タレな性分なので、2000円以上の買い物には、慎重かつ厳密な理屈をこね回さないと、なかなか踏ん切りがつかないのである。