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 昨日、ベストテクスクールの5回目。今月から5級をマスターするまで、連続集中でスクールを受ける事にした。その方が効果的だと判ったからである。最初のうちは、習う事が多い。スクールの間隔を開けて、その間に自習をするよりは、連続して習いに行った方が覚えも早く、忘れる可能性が少ない、という訳だ。
 昨日は8級の第二段階だったのだが、9級の第二段階の時と同様に、それまで気が付いてなかった事を指摘して貰い、その結果、自分でも驚くほどの進歩を得た。第一段階の時には、自分にとっては新奇な要素を初めて習う事になるので、言われた通りにするのが精一杯で、自分が出来ているのか出来てないのかさえ判らない状態で終わるのだが、それを踏まえた上で、第二第三の段階で、自分が判ってなかったポイントを習い、理解していく、という流れになっている。そして言うまでもなく、9級から順に上がっていく順序を踏まえない事には、上の級を理解する事は出来ないのだ。故に、中級、基本編と言われる5級までは、連続して受講した方が効果的なのである。
 言い換えると、1回2回受けただけでは、全然効果がない。どんな習い事でもそうだと思うのだが、ある程度のレベルまではずっと受けないと意味がない。例えば、珠算でもせめて4級くらいまでいかない事には、実用にはならない。5級くらいでは珠算の知識がある、という程度で終わってしまう。ましてや、1回2回では話にならないのである。それもあってか、4級くらいまでは進級も早い。ところが、3級以降は自分のテクニックをより向上させていくレベルになるので、なかなか進級しないのである。
 しかし、最近思うのは、ランクがあるからには上を目指したいのは当然の欲求としても、それが目的ではないな、という事。昨日来てた上級の人が言ってたのは、「自分らには自分らなりの、自分より上の人にはその人らなりの、まだまだ多くの課題がある」という事。つまり系統的な技法であっても、常に進化する過程をもつ技法は、どのレベルになっても常に目指すべき課題がある、という事だ。だから、どこそこへ行けば修了とか完成というスタンスでなく、常に自分を磨く、その過程に進級がある、と捉えた方が正しい様に思う。進級を追うのではなく、自分の完成度を高めていく事を追う。そういう事らしい。当面の目標は5級であるけど、これは「そこそこ走れる様になる」レベルにまで自分を持って行く事だ。なぜなら今の自分は、てんで走れてないからである。