4892329207a562d9ee066e72395277c2

 前はよくやっていたのだが、最近、また飯盒で飯を炊く様になった。というのも、今うちにある炊飯器が10年物で、どんなに水の量をきっちり計っても、ベタついた飯しか炊けなくなったからだ。おにぎりにすると、飯粒がくっついて文字通り、ライスボールになってしまう出来映えである。飯盒で炊いた方が圧倒的に美味いのだ。だから炊飯器は今や保温器に成り下がっている。
 東北関東大震災の前は、カセットガスのあまったガスをガスカートリッジに「つめかえ君」で移し替えたもので炊いていたのだが、震災の後は、ガスの温存の意味もあってガス台で炊く様になった。市場からガソリンやパンと一緒にカセットガスの類も姿を消したのも若干影響している。しかし、ガスが止まった訳でもないので、こうした温存策も(ひてはカセットガスなどの買い占めも)いささか滑稽じみている話しである。
 それはともかく、ガスを使って炊いた飯盒メシは、実に上手に炊ける事を再確認した。というのも、徹底的な弱火が出来るからだ。別にかまどで炊く様に、火をボーボー強くして炊く必要はないのである。弱火が一番、ふっくらと炊けて、かつ鍋底を焦げ付かさず、噴きこぼれも出さない炊き方である。その点でいうと、火力が弱いと言われるアルコールバーナーでさえ火力が強い部類なのだ。まぁ、屋外で無風状態を作るのが難しい状況では、一概にそうとうは決めつけられないのだが。
 今の人は、飯盒でメシ炊いたり出来るのだろうか? ガチ被災地でこうした事が出来るとは思えないが、スキルを身に付けて置いて損はないと思うのだが。