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 バックパッカーは言うに及ばず、バイクでキャンプツーリングする人でも、ガソリンランタンを使っている人は極めて少ないんじゃないかと思う。自分もオートキャンプ用にはコールマンの286A-700Jというワンマントルのランタンを持ってはいるが、バイクであってもそれは持って行こうとは思わない。デカイからである。
 装備を極力小型化したいバックパッカーやバイクツアラーにとって、ガソリンランタンの大きさは悪夢的であるだけでなく、燃料の問題もある。ガソリンランタン(といえば我が国ではコールマン製品しかない)はホワイトガソリン使用なのである。バーナーを如何にレギュラーガソリンで使うか頭を悩ませるバイクツアラーにとって、白ガスしか使えないランタンと言うのは、その時点で装備表から外してしまっている。確かに、フェザーランタンという、比較的小型で「緊急時には自動車用ガソリンも使用可能」というランタンもあるが、緊急時に使えるクセに常用出来ないのが怪しい。コールマンのバーナーやランタンは赤ガスを使うとジェネレータが詰まってしまうので、詰まるまでは使えるという意味であろう。ちなみにジェネレータが詰まったら新しいジェネレータに交換すれば良いのだが、1本3000円近くする。3回交換したら新品が買えてしまうのだ。
 その様な訳で、ガソリンランタンは自動車を使わないソロキャンプでは、まず持って行けない装備の一つなのである。そうは言っても、もし持てるならフェザーランタンくらいは持ちたい気持ちもある。だからコールマンは現状で満足せずに、是非ともレギュラーガソリン常用可のランタンやバーナーを開発すべきである。絶対、売れるはずである。