Armeyskiy kotelok(露:Армейский котелок)というのは、ロシア軍の飯盒の事で、直訳すると「陸軍のボウル」となる。ボウルというのは、あの半球の丸いやつを思い浮かべるのだけど、欧米では火に掛たりするボウルもあるのだろうか。ともあれ、ロシア軍は第二次大戦時のドイツ軍の飯盒を丸々コピーしたやつを使っているのである。(その経緯については、他のサイトでも紹介されているので省略)
 いわゆる空豆形の飯盒という事で、形的には日本の飯盒とアルミースキー・カチェロクは共通してるのだけど、使ってる動画を見ていると、完全にソロクッカーとして機能している事が判る。大抵は、飯盒本体でお茶沸かしたりスープ作ったりし、蓋で卵やハム焼いて、パン食って、という流れである。主食であるパンを別個に持っているから、副食だけの心配をしたら済むからである。日本の飯盒は、主食と副食を現地で炊事する必要があったため、どうあっても飯盒2個で二人分、という使い方をしなければならず、ソロクッカーとしては大きい図体となった訳だ。(旧ドイツ軍の飯盒は、日本の飯盒よりも一回り小さい)
 実をいうと、日本以外の国の空豆形の飯盒を、実際どんな風に使っているかは、今まであまり知らなかった。今回、たまたまロシアの飯盒をアウトドアで使っている人の動画を見つけて(これがいっぱいあるw)、食文化の違いで機能も大きく異なるんだなー、と感じたのだ。また、「飯盒=メシを炊く」という、日本独特の観念からも少し脱却して、たまにはデカイ黒パンとか持ってっても良いかなー、と感じた。なんか、宮崎駿のアニメに出てくる食い物的な美味そうさを感じたのだ。