キャンドルランタンの問題は取りあえず、シェラカップにインドスタンドで解決した訳だが、その後、インドスタンドに乗せるロウソクにコダワリ始めた。まぁ、ぶっちゃけた話し、直径35ミリ以外のロウソクなら何でも乗ってしまうのだが、あまりヒョロ長いのはやはり安定が悪い。太短い奴が良い訳だ。いわゆるタブキャンドル用のスタンドなので、それを使えば良い訳だが(しかもダイソーに行けば安いのがいくらでも売ってる)、それだけではつまらない。そこで、仏壇ロウソクを溶かして、ヤクルトの空き瓶やミニゼリーのちっこいカップに流し込んでオリジナルのロウソクを作っている。
 ところで、やってみて分かった事であるが、仏壇ロウソク、つまり石油由来のパラフィンのロウソクは、冷えた時の肉引けがすごく、流し込んだ時は水平でも明くる日にはボッコリ凹んでいる、というのはザラにある。凹んだままではみっともないので、改めて流し込んで形を整える訳だが、面倒くさい作業である。蜜蝋だとあまり肉引けがない様である。
 またパラフィンロウソクは、消す時に白い煙がかなり出て臭い。まぁ石油製品なんだから仕方ないが、蜜蝋だと燃えて時はほのかに甘い香りがして、消してもパラフィン臭くないらしい。しかもパラフィンよりもカロリーが高いらしく、従って明るいらしい。まぁ、高い(1キロ1500円くらい)の事だけはある。
 日本一周みたいなロングツーリングでは、どこでも手にはいる材料でなければならないから、蜜蝋ロウソクという訳にはいかないが、週末のなぐさみに出掛けるキャンプツーリングだったら、装備の容積重量が変わらない限りにおいて、こだわった材料を使うのも楽しみの一つだと思う。