これまでデジカメで撮った写真は、まったく印画紙にプリントした事がなかった。基本的にホームページに使う事を目的として撮影しているからだ。しかしそのせいか、撮った写真を他の人にあげたり見せたりする機会はまず無くなっていた。
 しかし、昨日の地域のとある忘年会では、予想以上に高い会費だったのに、無職の自分の分まで持って貰ったからには、何かお礼しないと気が済まない。そこで、D70sで撮った写真をプリントして、みんなにプレゼントする事にした。そして、家に帰る前にアキバのヨドバシに寄って、閉店間際にデジカメ用の印画紙とプリンターのインクを買って帰った。
 一昔前のプリンターは、インクジェットであれリボンであれ、およそ写真とは思えない出来映えでしかプリント出来なかったが、最近のはプリンターの性能も上がり、それに合わせて紙の方も良くなり、写真屋のプリント顔負けの写真を刷り上げる。こんな物が家庭で出来るようになったのでは、街の写真屋がボコボコ潰れる訳である。パソコンを使わない人だって、テレビでも見れてプリンターに直結すればプリントが出来るデジカメの方を買うのは道理だし、第一、現像代が掛からないから、デジカメの方が安上がりである。今日買ってきた印画紙だって、300枚で1750円である。300枚分のインクがいくら位なのか判らないが、それにしたって写真屋で300枚焼き増しして貰えば、1750円で済むとは思えない。
 さて、50数枚の写真を8人分、プリントする作業を今も続けているのだが、これがなかなか大変である。インクジェットだけに早いのであるが、なんと言っても8枚刷らねばならない。作業を始めて2時間くらいになるが、まだ1/3しか刷れてないのだ。でもまぁ、これで皆さんが喜んでくれるなら、この程度の作業、なんちゅう事はない。
 今日行ったお店は、白熱灯を使っていたが、スピードライトをバウンズで使って光量を補った。だからホワイトバランスはスピードライト対応にして、露出補正も+3にして撮影した。肉眼で見ても、全体的に赤い絵であったので、当然写真の方も赤かったのだが、プリントしてみるとちょっと赤がきつかったので、フォトショップでレベル補正しながら、良い感じに絵を作って出力した。最初はブルーとグリーンを手で補正していたのだが、段々面倒になったのと、自動で補正しても良い感じの絵になるので、今は自動でレベルを補正している。買ってきた印画紙はL判なのだが、D70sの画像は少々横が長いので、これも良い感じに位置を調整して印刷している。こういった作業もなかなか楽しいものである。