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 2006年からスタートした減食スタイルのダイエットが限界に達して、97kgから下がらなくなったある日、目に飛び込んできたのが、岡田斗司夫の『いつまでもデブと思うなよ』の電車の中吊り広告だった。本書については、様々なサイトで取り上げられているので内容は省略するが、要するに自分が食った物のカロリーを知りなさい、という事だった。ダイエット(というか、デブ論)を社会学的に解説してあるのが斬新だと感じた。
 既にある程度の減食には慣れていたので、いきなり1日1500kcal制限にチャレンジしたが、その効果は驚くべきもので、あっという間に90kgを切り、その後、ついに80kgを切る事が出来た。最高記録は79.3kgで、これは高校卒業して以来の快挙となった。
 そのあと、目標の75kgを目指して、さらにレコーディングを続けたのだが、そこから先は結果というか効果が芳しくなかった。レコーディングダイエットといえども、食事制限には違わない訳で、しかも1500kcalというのは相当厳しい制限である。食べたいものがあっても食べれない。本書にも登場するが、文字通り、コンビニの菓子パンの棚の前を行ったり来たりして、涙をこらえて立ち去るといった事が日常茶飯事であった。また、体が慣れるまでは、立ちくらみの連続でもあった。
 その様な訳で、80kgを達成した辺りで、限界が訪れた。そこからは、過度にリバウンドしないように気をつけるのが精一杯となっていた。むしろ、人並みに食っても80kg前後を維持出来ないか、という事に関心がシフトしていた。残念な事に、人並みに食っていたのでは、その体重は維持出来ない事が分かった。後半には、レコーディングが断続的になりながらも、再開して体重を82kg辺りに落とすのがくり返されている。
 それでも、20代の頃の様な、大幅なリバウンドにならなかったのは、記録をつける事で自分の食ってる量をカロリーとして数値的に理解できていて、無駄食いするのを抑えれたからだと思う。