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 取り敢えず、片っ端から可能性のある向きには話しを振っているのだが、 今だ引き取り手現れず。 まぁ、オレみたいな奇特で信心深い人間でなければ、 捨て猫助けようなどという気持ちにはならんわな。
 今日は午前中から出かけた訳だが、 当然のごとく、シロフサは外で待機である。
さすがに一晩玄関にいたから、 うんこおしっこは限界であろうし、 玄関で粗相をされても困るのである。
 帰ってきたのは、暗くなってからであったが、 丁度ジョルノの下に頭突っ込んで、置いておいたエサを食ってるところだった。 しばらく様子を見ていたら、 食べたあと、ジョルノのステップに登って、 オレの帰りを待つ風であった。 で、知らん顔して登場した訳だが、 待ってましたとばかりに、のそのそやってきて、 足にまとわり付いてきた。 ドアを開けて、入れと呼んでやったら、 のそのそとやってきて、慣れた手つきで上がり込んできた。 今夜も玄関で一晩明かす。
 ところで、今日で4日目になるのだが、 段々エサが効いてきたのか、 毛に少し艶が出始め、目ヤニと洟が止まった。 さすが、ヒルズのサイエンス・ダイエットである。 この調子でどんどん良くなっていけば、 多少は見栄えも良くなるだろうし、そうすりゃ、貰い手も出てくるだろう。