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 昨日、デコボコランドから帰ってくると、マンションの脇の路地になんだか白っぽい大きめの布だか紙だかが置いてある。なんだと思って覗き込んでみたら、ネコの死骸だった。ざっと見てみたが、雉トラと茶トラの混ざったやつ、尻尾は10cmくらいで、大きさは40cmくらい。目立った外傷はなく、若干痩せ気味だったから、病気か老衰かもしれない。状況からみて、飼い猫の待遇ではないので、ここで行き倒れたのを誰かが布っぽい紙(生け花とか包みそうなやつ)を被せたのだろう。
 ともかく昨日は日曜日で役場はどこもやってないので、今朝、保健所に電話した。すると道路に落ちてる死骸は道路管理事務所の管轄になる、という。まぁそうだろうな、と思った。大昔に飼ってた外ネコが死んだ時も同じ様な事を言われた。その場合は清掃局に電話しろ、だったが。いずれにせよ、生きてない動物は保健所の管轄ではないのだ。
 そこで道路管理事務所に電話してみたのだが、私道か公道でこれまた扱いが変わるらしい。公道の場合は道路管理事務所の管轄なのだが、私道だとその私道の所有者が処分せねばならないらしい。ついでに書けば、マンションの敷地内で死んだ場合は、マンションの所有者が自費で処分せねばならない。自分はマンションの一住人でしかないし、そう言われても困るのだが、マンションの路地が公道か私道かは分らない。自分の持ち物でない事は間違いないので、公道という事にしておいた。最悪の場合、外の道路までネコの死骸を運んで投棄せねばならない。
 もしかしたら他からも処分の連絡が来ているかもしれないので調べます、という事で、自分のiPhoneの番号と名前を伝えて一旦で切ったのだが、その30分もしないウチに、役場の車が来てネコの死骸を引き取って行った。公道だか私道だか怪しい所だが、そもそも住所を間違えて違うトコに行ってしまうくらいだから、うるさい事言わずに引き取って行ってくれた。
 ネコの死骸が引き取られる時に、ネコの死骸の傍に火の消えた線香が2本、置いてあるのに気が付いた。オレほどまでの行動力はなくても、心ある人は他にもいた訳だ。